第8回夏合宿-HOME > 授業レポート
8月1日 (木) 6時限目
19:30~ 川又 明徳 愛媛県総合科学博物館 専門学芸員
講義 「夏の南極大陸 」 |
※講義動画の公開は終了しました。
まず川又先生は学芸員という職業について、博物館で標本の収集・整理・保管を行いながら資料を研究し、わかったことを展示する仕事だと紹介。ご自身は2003年から地衣類の研究を行っており、その関係で南極観測隊に参加してきたとのこと。
観測隊では陸上生物チームに所属し、チームメート3人で南極での日々を過ごしたという先生。
毎日雄大な自然の中で大好きな地衣類の研究に没頭した様子を、たくさんの写真を通じて見せてくださいました。
観測任務は、地衣類の多様性の調査。20年以上続いている定点観測を含め、ヘリコプターで移動しながら、様々な地区で資料の観察および採集を行ってきたとのこと。また、チームは観測を成功させるという強い意識でまとまっており、チームメートの研究のサポートもしたことを紹介しました。
最後に、昭和基地での生活の様子の紹介。
カップ焼きそばの湯切りしたお湯は、その後カップラーメンに入れるなど、南極ならではのエピソードを話してくださいました。
また、講義後には南極から採取してきた地衣類を実際に見せていただきました。
「実際に見るときれいだな」と、塾生にも地衣類ファンが増えたようです。