第8回夏合宿-HOME  > 授業レポート

 
   
 
  

 

 8月4日 (日) 2時限目

 

10:30~

鈴木 寛

筑波大学客員教授

(元文部科学副大臣)

 

 

⇒授業の資料(PDF)

 

 

様々な分野に関わりを持ち、多彩な経歴を持っている鈴木先生。
「一見バラバラに見える自分の経歴は、がんばる人を応援したいという点で、一貫している」と、話します。

 

インターネット対応携帯電話の普及、京都大学iPS細胞研究所立ち上げなど、先生が関わった多岐にわたるプロジェクトを、生徒の知っている知識と絡めて紹介してくださいました。また、「日本の大学の理系分野には、未来がある。塾生たちに未来を担ってほしい」と、生徒を鼓舞しました。

 

この二十年間で最も世界に普及したのは携帯電話、とした上で、「携帯電話に使われている技術や部品を、思いつくだけ発表してください。」と先生。
身近にある携帯電話を思い浮かべながら、積極的に発言した塾生たちでしたが、技術の一つに二進法があったことは盲点だったようで、みんな唸っていました。

 

続いて、インターネットや、iPS多能性幹細胞などの起源を紹介。
倫理的課題にも触れ、「男性の細胞から作った卵子と、女性の細胞から作った精子で、人工授精したらどう思うか」と先生は問いかけました。賛成反対は、半分ずつ。
この、倫理に関わる大事な問題を、今後も考えることが塾生の宿題です。
先生は、「何かを発明するときには倫理について考えてほしい」と塾生たちに伝えました。

 

最後に先生は、「基礎研究は何百年単位で行われ、その技術が合わさって今が出来ている。その何百年前からのバトンを、それぞれが面白いと思う分野で渡していってほしい」と語りました。

 

  

様々な分野で活躍する鈴木先生。「忙しくて時間がうまく使えない。時間の上手な使い方を教えてほしい」という塾生からの質問に、「ある分野を得意になると、一見関係ない分野の能力も高まる。そして、いろいろな仕事を同時にやっていると、別の仕事のアイデアを組み合わせ、新たな考えを生み出すことができる」と答え、「忙しく様々な分野の仕事をこなすことで、どんどん自分の引き出しが増え、それからの仕事を効率的にこなすことが出来るようになる」と締めくくりました。