塾生まとめ

秋吉 凛太郎

今回の育成塾で僕は、世界の第一線で活躍されている先生方の講義をたくさん聞き、普段の学校の授業とは全然違うスケールのお話にただただ驚くことばかりでした。
この中でも、僕が特に興味を持った講義は、梶田隆章先生のお話です。僕はもともとハイパーカミオカンデに興味があったので、ガドリニウムを入れて感度が上がる理由を詳しく学べてとてもワクワクしました。今度、実際に岐阜県に行って見学してみたいです。
次に印象に残っているのは、津田雄一先生のご講義です。小惑星リュウグウが思った以上に黒いことを知ったとき、宇宙をボールペンに例えると、リュウグウは鉛筆のような黒さなんだなと思いました。天体に着陸してもう一度戻ってくる大変さを知り、はやぶさ2の二度目の出航はまるでブラック企業並みだなと思いましたが、同時に宇宙の探求の面白さを強く感じました。
もう一つ、深く心に残っているのは、北田健先生の講義です。初めてガラスを溶かす体験をして、急に熱することで割れてしまう危険性に一番気をつけながらマドラーを作りました。何度も慎重にやるうちに綺麗に膨らんで嬉しかったです。自分で作ったマドラーは、家で実際に使いました。
今回の育成塾を通して、僕はただ知識を学ぶだけでなく、固定概念という枠にはめるのではなく自分で枠を創ることが大切だと気づきました。これからは、この5日間で得た経験をもとに、固定概念にとらわれず、様々なことに日々自分から進んで挑戦していきたいです。

石崎 詩織

 私は創造性の育成塾の5日間で多くの学びを得ることができました。
 参加の前には心配事や不安もありましたが実際には期待を上回る気づきや仲間との出会いがありました。そして、運営の方、同級生の仲間たちと楽しく過ごすことができたことは貴重な体験となりました。
 全国各地から集まってきた仲間たちからは、学問の話のみならず、それぞれの地域の話や趣味の話などを聞きました。グループワークでは、難しく行き詰まった事もありましたが、役割分担と協力によってなんとか乗り切ることができたように思います。
 私は自分がなりたい職業や将来取り組みたい事が漠然としていてまだきちんと見つけられていません。そんな自分に少し焦りを感じることもあります。しかし先生方のお話によって、私の将来の選択肢やきっかけが与えられたように思います。津田先生が講義でおっしゃっていた、夢がかなったというよりは、小さな好きなことをやっていたら夢のようなことができた、という言葉が私の心に残りました。すべての講義が興味深く好奇心をそそられ、好きな分野では夢中で先生のお話に耳を傾けました。興味のあることを追求し続けることの大切さを学ぶことができたように思います。
 この経験を活かし、これからの自分の進む道を考えていきたいです。
 最後になりましたが、先生方、OB・OGの方々、運営の皆様、本当にありがとうございました。

岩切 亮磨

この合宿を通して、僕は「全力で取り組むことの楽しさ」を学べました。
第一線で活躍される先生方の講義はどれも僕の好奇心をかきたてる刺激的なものばかりで、多くの貴重な学びと感動をいただきました。
その中でも一番印象に残っているのは課題研究です。「コロノロ装置」の作成で、僕たちのチームは土台の巨大な板そのものをたわませて「巨大なハーフパイプ」にする大胆な作戦に出ました。板の強い反発力という壁にもぶつかりましたが、仲間と経験や知識を出し合い、「セロハンテープをひねって糸のようにし、板を固定する」という工夫で乗り越えました。妥協せずに夢中で考え抜いたからこそ、「全力で取り組むことの楽しさ」を心から実感できました。
また、ふつうに夏休みを過ごしていたら、絶対に会えなかった仲間たちに出会えたことは僕の一生の財産です。育った環境が違っても、高い目標と同じ志を持っているからこそ、すぐに信頼し合える最高の仲間になれました。合宿から一週間が経った今でも、頻繁に連絡を取り合うほど深い絆で結ばれています。
勇気を出して広い世界に目を向け、この育成塾へ一歩踏み出してみて本当に良かったです。ここで得たエネルギーを胸に、これからも自分の限界を決めず全力で挑戦し続けていきます。
最後に、最高の出会いと環境を用意してくださった先生方やOB・OG、運営の皆様、五日間本当にありがとうございました。

植野 純礼

私にとって創造性の育成塾は新たな発見で満ちた充実した5日間でした。初めて知ることが多く、科学に対する興味がさらに広がりました。
私が特に興味を持った講義は2つあります。1つ目は梶田隆章先生のニュートリノについての講義です。元々私は宇宙物理学に興味を持っていたので、物質と反物質や重力波などについて、専門的なお話を聞くことができ、さらに魅力を感じました。2つ目は、井出哲先生の地震の予測に関する講義は、今まであまり触れてこなかった分野だったので、予測の難しさと、そこに挑む面白さに気づきました。
このように、今回私は様々な分野の講義を受けました。しかし、分野が違っていても多くの講義において共通していることがありました。それは先生方が「好奇心を大切に」とおっしゃっていたことです。私は今まで研究は失敗がつきもので決して楽ではないのに、なぜ研究者の方々は研究に生涯をかけられるのかと疑問に思っていました。けれど「好奇心を大切に」この言葉を聞いて、好奇心は研究の原動力の1つとなるのだと思いました。それが私にとっての、5日間の中で一番大きな発見です。
私はこれから先、様々なことに疑問を持ち、それを面白いと感じ、先生方のように生涯をかけて探究し続けたいと思えるものを見つけたいです。
最後に、先生方、運営委員の皆様、OB・OGの皆様、このような貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

大森 裕己

今回、育成塾に参加させていただき、以前から興味を持っていた分野はもちろん、今まで名前も知らなかったような分野についても詳しく学び、視野を広げる事ができました。特に印象に残っている事が二つあります。

一つ目は坪倉正治先生の「福島の経験を未来へつなぐ」という題名のご講義です。
東日本大震災での原発事故による被災者の被爆量は実はとても少なく、それよりもむしろ地震後の災害関連死や、生活習慣病が理由で亡くなった方が多いというお話は、震災後に生まれた僕にとっては大変衝撃的でした。僕は講義を聞くまでは、地震を乗り越え避難所に入れば助かると考えていたので、災害が起きた時だけでなく、その後も長期的にどのように行動すれば良いのか改めて考えさせられました。また、災害に対する様々な制度は、1959年の伊勢湾台風を基準としたものが多いため、新しいものに変えていかなければならないというお話にも強く共感しました。

二つ目は梶田隆章先生の「ニュートリノと重力波で探る宇宙の謎」という題名のご講義です。
ニュートリノとはという基本的な事から、ハイパーカミオカンデなど最先端の研究についてまで、様々な事を教えて頂き学ぶところが大きかったです。また、ニュートリノを獲得しやすくするために、スーパーカミオカンデの中の水にガドリニウムを混ぜた理由も、素人の僕にも分かるよう詳しく教えて頂きとても感謝しています。
一つの研究に対して、度重なる改良を加え、莫大な資源と時間を費やされている事を知り、先生の研究への熱意、そして研究という物の大変さが伝わってきました。
僕も研究者になりたいという志を持っているため、梶田先生を含め多くの研究者の方々からご講義を頂き大変光栄でした。

僕は、この4泊5日の合宿を通して、様々な最先端のお話だけではなく先生方の生き様についても学ぶことができました。僕も何かに没頭し、人の役に立てる研究が出来る様になりたいという気持ちが、より一層強くなりました。
最後に運営委員の方々、OB・OG の方々、そしてこの素晴らしい思い出を一緒に作ったかけがえのない友人達、本当にありがとうございました。

大矢 穂香

私は今回「創造性の育成塾」に参加し、5日間、同じ理数好きの仲間と交流しながら、科学的な考え方をより深めることができました。また、講義や課題研究などの普段の学校生活では得られない多くの経験は、かけがえのないものとなりました。
特に印象に残ったのは、坪倉先生の講義で学んだ災害医療についてです。「災害時には、病気の人が置いて行かれてしまうことがある」「医療関係者が、自分の家族か患者か、どちらを選ぶかを迫られることがある」という現実を知りました。それまでは、病院は災害時大変な環境に置かれても、どこか当たり前のように機能しているものだと思っていました。しかし、災害時にはその「当たり前」さえ失われてしまうことが分かり、日頃から災害への備えについて考えておくことの大切さを実感しました。
また、課題研究では、限られた時間の中でチームのメンバーと意見を出し合い、試行錯誤しながら課題に取り組みました。最後の発表ではスタートの時点でうまくいかず残念な結果になってしまいましたが、仲間と協力する中で自分一人では思いつかなかった考えを知ることができました。結果だけではなく、失敗した原因を考えたり、改善する方法を話し合ったりした過程も大切な経験になりました。
そして、全国から集まった仲間と出会えたことも私にとって大きな財産になりました。これからもOB・OG会などを通して交流を続けていきたいです。この五日間の合宿で得た知識や経験、そして仲間と過ごす中で培った創造力をこれからの人生においても大切にしていきたいと思います。

小野 拓音

創造性の育成塾では、先生方から貴重な講義受け、これまで知らなかった最先端の科学技術や研究について学ぶことができました。また、全国各地から集まった仲間との交流を通じて、多くの刺激を受けました。
特に印象に残ったのは、梶田隆章先生によるニュートリノと重力波についての講義です。カミオカンデ、スーパーカミオカンデ、ハイパーカミオカンデの仕組みや研究成果、KAGRAをはじめとする重力波観測の取り組みについて詳しく教えていただきました。講義を受ける前は、ニュートリノや重力波という言葉を知っている程度でしたが、目に見えない現象から宇宙の謎を解明しようとする研究の奥深さに触れ、素粒子物理学への興味がより強くなりました。
課題研究では、メンバーと意見交換をすることで、自分にはなかった考え方や新しい視点を持つことができました。失敗の連続でくじけそうになりましたが、お互いにアイデアを出し合い、何度も試行錯誤を重ねる中で、協力することの大切さを学びました。
この5日間を通して学んだことは、答えを覚えるだけでなく、「なぜだろう」と疑問を持ち、挑戦し続ける姿勢が大切だということです。これからも今回出会った仲間との交流を大切にしながら、興味を持った分野に積極的に挑戦していきたいと思います。
最後に、先生方、運営の皆様、OBOGの先輩方、共に学んだ20期の仲間に心よりお礼申し上げます。このような貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

金守 翔夢

僕はこの育成塾でいろいろな楽しい体験をしました。どのプログラムも素晴らしかったのですが、その中で特筆すべきものが3つあります。
一つ目は、坪倉正治先生のご講義を拝聴したことです。元々福島で起きた原発事故の被害とその復興の過程・課題に興味がありましたが、普段テレビなどで見る時は埋もれてしまう災害関連死の存在を知ることができ、考えさせられました。
二つ目はナノ計測センターで最先端の顕微鏡を見たことです。装置はどれも巨大で性能の高さには驚かされましたが、なかでも顕微鏡で見た原子ひとつひとつがモニターに映し出された時と、磁場を帯びた原子を撮影できる顕微鏡を見た時の迫力は忘れられません。
三つ目はたくさんの友達との出会いです。始まる前は、「みんなと中良くできなかったらどうしよう」と心配していましたがそれは杞憂に終わりました。みんなフレンドリーに話しかけてくれただけでなく、寝食をともにすることで、まるでずっと昔から知っている友人のように親しくなることができました。これからも、ずっとここで出会えた友人と新しい経験を共有していきたいと思いました。

亀井 寛子

 私は、全国の仲間と出会い共に学べたことが、忘れられない思い出となりました。
 課題研究では、始めは同じ班のメンバーとあまり話せず、これからやっていけるかなと不安でいっぱいでした。しかし、お互いにアイデアを出し合ったり、うまくいった時に喜び合ったりしているうちに打ち解け合い、とても仲良くなりました。自分では思いつかないような面白いアイデアや、まだ知らない難しい知識を使ったアイデアを聞いて、とてもワクワクしました。うまくいかなくて意見がぶつかることもありましたが、それでも食事の時間や休憩時間に話し合って、良いものを作ることができました。発表会では満足した結果にはなりませんでしたが、初めて会った仲間と絆を深めながら短時間で作り上げたという達成感を感じることができました。また、他の班の装置を見て、こんな考え方もあるのだと知ることができたり、装置について聞き合うことで様々な人と交流を深めたりすることができました。この課題研究で、仲間と作り上げる喜びだけでなく、課題探究の方法も知ることができ、とても貴重な経験になりました。
 他にも、様々な分野でご活躍されている先生方の講義を受けることで、沢山の学びがありました。ここで経験したこと、出会った仲間は一生の宝物です。最後になりましたが、サポートしてくださった運営委員の方々、講師の先生方、OB・OGの方々、5日間本当にありがとうございました。

北森 裕翔

私がこの創造性の育成塾で先生方の講義を聞かせてもらったり、課題研究で仲間と切磋琢磨したりしたなかで気づいたことは、課題や問題があったときに、どれだけじっくり考えてあきらめずに努力する力が大きく求められ、また、仲間と協力することが大切ということです。参加前は、自分がどれだけ考えて過ごすかが最も重要だと考えていましたが、参加後、課題研究で仲間と話していくうちに仲間から自分が思いつかなかったような意見があり、仲間と意見交流をすることがとても大切に感じました。

上田正仁先生の『“考える力”の鍛え方』という講義では、筋肉を鍛えるように考える力も日々の鍛錬の積み重ねでやめると衰えるということや高校までの学力の指標として存在する「マニュアル力」だけでなく、1つの問題を忍耐強く長時間取り組む力である「考える力」や自ら課題を見つけ独自の解決策を編み出す力である「創造力」の3つの力が大切で、社会では3つの総合力が試されるということを知りました。 これらの創造性の育成塾で学んだ知見を活かし、日常生活において努力すると共に周りとも協力し、社会に貢献できるような人になれるようにしたいです。

 

木村 應太

 僕はこの夏合宿に参加して、さまざまな科学を学ぶことができました。最も印象に残ったのは、坪倉正治先生による福島でのご経験についてのご講義です。
 2011年、人々がバスに乗って避難する様子を撮った写真を見ましたが、写っていたのはみんな健康な人でした。重い病気や怪我を負った人たちは、現地の病院や診療所に取り残されていたのです。
 また、当時の現地の病院では、2人の病院長がスタッフに話していたことを伺いました。1人は「家族が心配なら帰ってもいい」と言い、もう1人は「帰るな」と言いました。しかし、どちらの病院でもスタッフは3割ほどに減ってしまったそうです。
 これが当時の福島の状況だと聞いたとき、僕は自然災害の恐ろしさと人々の行動の身勝手さを知りました。
 先生は、人が決めたことに一般の人が意見するのは自由だとおっしゃいました。続けて、何かを決める立場になるということは、自分の考えを持って決めることであり、それはいつも誰かを抑えつけるものになってしまう、ともおっしゃいました。
 僕は医者を志しているので、「決める立場」でも医者として活動される先生のお姿から新しい価値観を見出し、より一層医者になりたいと思うようになりました。
 このような経験は今後めったにない、とても貴重な経験です。大変な道のりになったとしても、学んだことを忘れずにこれからもたくさんの科学を学んでいきます。
 本当にありがとうございました。

黒瀬 光

 この夏合宿は私にとって新しい刺激で満載でした。講義の貴重なお話も、興味深い実験も、どれもとても貴重な体験で心に残り、忘れられない人生の宝物になりました。講義は高度な内容ばかりでしたが、必死に聴くことによって理解することができました。また、ここで普段、出会うことができないユニークな友達がたくさんできました。

 私が最も印象に残った講義は、梶田先生の「ニュートリノと重力波で探る宇宙の謎」という講義です。「ニュートリノ」と「重力波」というミクロなものがどのようなものかがよく理解することが出来ました。
 電荷が無いニュートリノは通常は物質をすり抜けるが、まれに原子核へ衝突し、光を発する、というニュートリノの性質がとても興味深かったです。
また重力が波となって伝わる重力波も、アメリカのチームが地球での研究の末に「13億光年先で大きな二つのブラックホールがぶつかった。」とまとめているそうです。地球でわずかな重力のゆがみを観測することによって13億光年先で何が起きているかが分かるということが魅力的でした。ロケットを飛ばす以外の方法でも地球で探査し続ければ広大な宇宙の全容が分かる、と思うとこれからが楽しみでたまらないです。

 そして梶田先生が紹介した、小柴先生のこの言葉に感動したのでこの言葉で締めようと思います。

 「皆はわたしのことを『運がいい』というけれど、ニュートリノは世界中に飛んでいたのだ。ただ、それを見つけられるのは準備していた人だけだ。」

小谷 彩葉

 私はこの夏合宿を通して、大切だと感じた点を2つ挙げる。

 1つ目は、先生方に共通して感じられた未知への探究心だ。例えば、井出哲先生の講義では、地震の予知に関するお話を伺った。私は現在地震の予知はできないと教わってきた。そこで私なら、予知できないなら仕方がないと諦めてしまうだろう。しかし、井出先生をはじめとするたくさんの研究者が地震の予知を実現させようとしていることを知った。そこで私は不可能を可能にし、未知を解明しようと挑み続ける姿勢に感銘を受けた。

 2つ目は、協力することの楽しさだ。私は夏合宿が始まるまでは、分からないことだらけでとても不安だった。しかし、様々な場面でたくさん友達ができ、楽しい5日間となった。課題研究では、班の4人で意見を出し合い、力を合わせて装置を作った。1人で作業するより、みんなと話したり、相談したりしながらする方が楽しく、良い装置ができた。また講義では、津田雄一先生に見せていただいた、はやぶさ2のミッション中のJAXAの管制室の映像に映っていた方々が、はやぶさ2がサンプルの採取に成功したときに全員で喜んでいる姿が印象に残っている。これも、全員で力を合わせていたから、これほどまで喜んでいたのだろうと思った。
 
 私にとって今までで1番刺激的な5日間となった。そして、今までよりもっと科学が好きになった。ここで学んだことを地元や学校などの友達に伝えたい。短い間でしたが、貴重な体験をたくさんさせていただき、本当にありがとうございました。  

小林 えま

第20回「創造性の育成塾」夏合宿に参加し、科学の面白さと探究に向き合う姿勢を深く学びました。
特に心に残っているのは、ノーベル賞を受賞された梶田先生への質疑応答です。成果が出ないかもしれない長年の研究を続ける恐怖について尋ねたところ、「夢を大切に」というお言葉をいただきました。自分なりに背景を調べると、先生の若い頃は焦らずじっくり実験を楽しめる環境があったと知りました。ノーベル賞という結果にとらわれず、「今週の実験が面白いからやる」という純粋な探究心で生きることの大切さを実感しました。
また上田先生の講義では、宇宙線発見の歴史とともにパスツールの「チャンスは準備された心にしか微笑まない」という言葉を教えていただきました。最初から大きな成果を狙うのではなく、日頃から疑問を持ち、じっくりと観察や実験の準備を重ねておくことこそが、思わぬ発見を引き寄せるのだと深く納得しました。
合宿を通して、結果ばかりを恐れず、日々の探究を楽しみながら「じっくりと生きていこう」という自分なりの軸を得ることができました。この学びと仲間との絆を糧に、これからも疑問に向き合い続けていきます。

小布施 葵奈

私にとって初めての4泊5日という長い時間を過ごす合宿だった。行く前は多少の不安もあったが、新しい友達と楽しく過ごすことができてよかった。講義は学校の授業より長かったが、興味深い講義が多く、集中して聞くことができた。
とくに地震についての講義は、私の常識を覆すものだった。大きい地震も小さい地震も、私たちが観測できる情報はすべて相似の関係にあるという。そのため、地震が起きることは予測できても、その地震は私たちが感じられないほどの小さな地震かもしれないし、とてつもなく巨大な地震かもしれない。地震の予測の難しさにとても興味を持った。
また、重力波についての講義も興味深かった。以前、タイムマシンについてわかりやすくまとめた本を読んだことがある。そのなかで重力波について書かれていたこともあり、とても面白かった。
残念なのは、創造性の育成塾は中学2年生しか参加できないことだ。もし他の学年でも参加できる機会があるなら、また挑戦したいと思う。それほどに楽しく、忘れられない思い出になった。

齋藤 円

私は今回、創造性の育成塾に参加して自分の限界にチャレンジしたり、科学を通して世界の不思議に少しでも近づいたりすることができたと思います。他にも塾生の皆さんと協力して工作をしたり、別の視点からの意見を聞いてみたりすることができたのは、貴重な一生モノの経験になりました。
様々な分野のスペシャリストである講師の方々のお話を聞き、様々な考えや研究に触れることで最初は脈絡のあまりないと思っていた世界は実はどこかで繋がっているということを実感しました。
 
その中でも特に印象に残ったのは杉山将先生のAIに関する講義です。私は今まで工学にあまり触れてこなかったのですが、とても強い興味を惹かれました。AIは人間と似てるようで全く違い、正直分からなさ過ぎて不気味でした。ですが、それを理解できたらとても楽しいのではないかと思います。いつか理解できるように頑張りたいです。
他にも井出哲先生の講義で周りの方と話し合った、様々な患者さんがいて誰を優先して助けるか、という問いには人によって回答がかなり違って興味深かったです。それぞれの育ってきた環境や元々の考え方があるので当たり前といえば当たり前なのですが、それが社会だったり国だったり世界単位で異なると、ささやかな認識のズレが実はとても大きいのものになるのだな、と思いました。

この5日間の体験で未知への興味がさらに深まりました。
最後に先生方、事務局やOBOGの皆様、そして一緒に学んでくださった20期生の皆様、本当に貴重な体験をありがとうございました。

貞包 煌士

僕が創造性の育成塾で、今後未来どのように生きていくべきなのかを学ぶことができました。この先の未来ではAIにより、できなかったことができるようになっていきます。そんな中、自分が何をすればいいか僕は分かりませんでした。しかしこのプロジェクトを通して「変化に対応する」「問う力をつける」「知のプロフェッショナルになる」「AIのできないことをする」など多くの学びを得ました。自分の将来が分からなくなっていた時に、新たな価値観を教えていただき、自分の気持ちや知識を整理し、自分はどんなことがしたいのか、自分は世界に対してどう思っているのかなど考えを整理することができました。僕にとって自分が今後歩んでいく道の地図を書き始められ、未来の自分に向けての一歩となったと思います。今は、インターネットが発達したので、昔よりいろいろなことがやりやすくなっています。一歩先の未来も分からない状況でもピンチをチャンスに変えて創造性を発揮させ、新たな未来を作っていく一員になっていきたいです。

佐野 心映

 「悔しい…苦しい…それが私を強くする。」
  今回の合宿で、積極性、諦めないこと、崩れないメンタル力の3点が身についた。
  1点目は積極性。自分から話しかけるのは得意ではなかったが、初日、隣席の友達に話しかけられたことを機に、自分からもたくさん話をしたい、相手のことをもっと知りたいと思うようになった。自ら積極的に話しかけることで、日を追うごとに楽しさが増していった。また、友達だけではなく、先生やOB、OGの方々にも話しかけ、皆さんの深い知識に触れ、たくさん学ぶことができた。積極的に話しかけたことで、最高の友達に出会い、密度の濃い時間を過ごすことができ幸せだった。
 2点目は諦めない力。課題研究では、惜しくも自分たちのやりたいことが全て発揮できたわけではなかった。しかし、会話量の少なかったチームから、意見交換を重ねることで、絆を深め、各々が自立して動ける最高のチームになったと思う。短い期間でも、粘り強く、頑張ることができた。簡単には諦めないという力もついた。
 3点目は崩れないメンタル力。印象に残った言葉は、上田正仁先生の「苦しみはそれを乗り越えたいと思う人間にしか訪れない」だ。人は、目標があればあるほど壁にぶつかる。私には、バトントワリングの世界大会で優勝する、WHOで働いて世界中の人に綺麗な水を届けるという夢がある。これまでもたくさんの壁にぶつかってきた。苦しい…やめたい…と思うときもあった。しかし、苦しいということは、上田先生の言葉を借りると、まだ諦めたくなくて、頑張ろうと思う気持ちがあるからだということに気がついた。壁にぶつかった時、この言葉を思い出して、乗り越え、自分の夢を掴み取りたい。
 このような貴重な経験ができたこと、そして関わっていただいた皆様に感謝している。しかし、ここからが大事だ。経験で終わったら、もったいない。この経験を活かして、自分の夢に繋げていきたい。
「今、やっと夢の船に乗ることができた。ゴールに向かって、日々動き続ける!」

芝 知里

「全然違うやん」
梶田先生の講義中、スライドをみて思わず言いそうになった。
先生は本来陽子の寿命を測るために作られたカミオカンデが、ニュートリノの観測に使われることになったということを説明してくれた。陽子の寿命を測るには、陽子が破裂するまでの年数を実験で調べることが必要だ。だが陽子が破裂するまでの年数があまりにも長く、観測が難しいことがわかってしまった。そこで研究者の人たちは機械を改良しニュートリノという現象そのものの観測をすることに変えたのだ。とても大掛かりな工事なのに、ほとんど観測装置の見た目を変えないまま、研究者の方々はやってのけたのだ。
別の目的で作られた装置でニュートリノの観測をしてみようと思いついた研究者の方々の発想の豊かさ、視点を変えるという柔軟性、そして目的を果たすことができなくても諦めない粘り強さに感動した。
今まで知らなかった世界に触れることのできた有意義な5日間でした。
研究者の方々のように、難しいことでも粘り強く諦めずに取り組む姿勢を忘れず過ごしたいです。
最後になりますが、この創造性の育成塾の開催に関わってくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。

清水 莉陽

 僕は創造性の育成塾に参加して、とても楽しい時間を過ごし、いくつもの講義を聴講することでたくさんの知識を得ることができました。
特に、梶田先生のご講義ではニュートリノやカミオカンデ、さらにはハイパーカミオカンデについても説明していただきました。ご講義を受け、ニュートリノやカミオカンデについて理解を深めることができ、とても貴重な体験になったと思います。
また、それだけではありません。考える力を磨き、ニュートリノや電子顕微鏡のような小さい世界から宇宙という非常に大きな世界観を実感したことで、考え方が広がり、より頭が柔軟になったと思います。そして、最先端の話を知ることでこれからの僕の人生や研究の大きな刺激になったと思います。
 課題研究では、課題をチームで解決する大切さと難しさを実感しました。優勝はできなかったけれど、世界一面白い仕掛けだったと僕は思います。アイデアを生み出したり、作る途中に閃くこともあってとても面白かったです。また、本番前に工夫点を皆にアピールできたのも楽しかったです。
 全体を通して、たくさんのことを学び、たくさんの友達もでき、とても楽しく過ごすことができました。育成塾で得た知識や創造力を日々の生活や研究で発揮します。
このような貴重な体験をさせていただき、先生の皆様、事務局の皆様、スタッフの皆様、同級生の皆様、本当にありがとうございました。

 

下山田 陽

第20期生として合宿に参加することが決まった日から、さまざまな活動への期待をふくらませる一方で、ほかの参加生と仲良くできるか、講義についていけるかという不安も感じていました。しかし、充実したプログラムのおかげで、五日間はあっという間に過ぎ、気が付けばその不安は大きな自信へと変わっていました。 

第一線で活躍されている先生方の講義や実験を通して得た新しい学びや発見、仲間とともに試行錯誤しながら取り組んだ課題研究の一つ一つが、深く心に残っています。特に心に残っているのは、鈴木寛先生の、国を変えるには一つの分野の努力だけでは難しく、さまざまな分野が関わり合うことが大切だというお話です。社会をより良くするためには、多様な分野の人々が繋がり、協力し合うことが欠かせないのだと気が付きました。今回、新たに出会った仲間とともに学び、深い知識や多角的な視点を得たことは、その第一歩になったように思います。今後はこの経験を生かし、自分の専門性を探求し高めるとともに、さまざまな人と積極的に繋がっていきたいです。

全国の理科好き仲間と絆を深められたこと、そして最高の仲間に出会えたことは、一生の宝物です。これまでにないほど熱く充実した夏休みになりました。

講師の先生方、運営事務局の皆様、OB・OGの先輩方、このような貴重な機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。

許 斐然

僕にとってこの5日間は、先生方による貴重な講義や実験、全国から集まった仲間との交流など、学びと出会いに満ちた忘れられない時間となりました。

ニュートリノや哲学的思考、デジタルツインなど、学校ではなかなか学べない内容に触れ、知らなかったことを知るたびに、「もっと知りたい」という気持ちが強くなり、世界や宇宙をさらに探究したいと思うようになりました。難しく、すぐには理解できないこともありましたが、仲間と話し合いながら考えることで、自分一人では気づかなかったことにも気づき、理解を深めることができました。

また、授業だけでなく、地元や学校生活、将来のことなど、さまざまな話をする中で、初めて会った仲間ともすぐに打ち解けることができました。同じ興味を持つ仲間と協力し、互いに刺激を受けながら学ぶ楽しさを実感しました。

この5日間で得た知識だけでなく、仲間と協力して考える楽しさや、「もっと知りたい」と思う気持ちをこれからも大切にしたいです。今回出会った仲間とのつながりを将来につながるネットワークへと育て、必要な場面では自分から積極的に行動し、リーダーシップを発揮できる人になりたいと思います。

最後になりましたが、先生方、運営委員の皆様、そして支えてくださったすべての皆様に心から感謝申し上げます。全国から集まった仲間たち、素晴らしい5日間を本当にありがとうございました。

白鳥 心華

 Think Globally, Act Locally

 今回の夏合宿で学んだこと。それは、様々な分野は実は深く繋がっていて、地球規模で考えながらも、その第一歩は目の前の「なぜ?」に向き合うことが大切だということです。

 五神真先生の講義では、現代の地球規模の課題は、人類一人ひとりの活動によって生まれていることや、プラネタリー・バウンダリーやコモンズの悲劇について学び、環境問題を遠い世界の出来事としてではなく、あらためて自分自身の問題として考えるようになりました。

  私は現在、静岡STEAMフューチャースクールで、企業のご協力をいただき、地元特産魚「ニジマス」の油を原料とした環境に無害な洗剤「ソホロリピッド」の活用法を研究しています。この小さな研究も何かの未来に繋がる一歩なのかもしれないと思いました。

 課題研究では、決められた材料だけで鉄球を長く転がすため、ハーフパイプや漏斗の構造からヒントを得て工夫を重ね、本番では二冠優勝!初対面の仲間とアイデアを出し合い、日に日に一つのものを作り上げることに熱中して、最後には創造する楽しさと達成感を得ることができました。

 東京大学のキャンパスを始め、全てのスケールが大きく感動の連続でした。貴重な学びを沢山くださった先生方、5日間を最高の思い出にしてくれた全国各地の20期塾生の皆さん、関わっていただいた皆様に心から感謝しています。この夏のご縁を今後の人生に繋げていけたら幸せです。

関口 奈々美

 創造性の育成塾で過ごした5日間は、本当にあっという間でした。全国から集まった塾生と交流し、多くの友達ができたことは、これからも大切にしたい出会いとなりました。また、どの講義も普段学校では触れることのない内容ばかりで、新鮮な驚きと発見に満ちていました。毎日が刺激的で、科学の面白さや学ぶことの楽しさを改めて実感した、非常に充実した5日間でした。5日間を通してさまざまな講義を受け、科学だけでなく哲学や医療、災害、AIなど幅広い分野について学び、新しい視点や考え方に触れることができました。その中でも特に印象に残った四つの講義について、その内容と感じたことをまとめたいと思います。

 一ノ瀬正樹先生の講義では、「哲学とは物事の前提を問い、本当にそう言えるのか、反例はないのかを考える学問である」ということを学びました。また、知識や認識を考える上で、「ピュシス(自然・事実)」「ノモス(人為・法)」「メタフィジカル(形而上学的)」という3つの考え方があることや、演繹による「証明」と帰納による「確証」は異なるものであることを知りました。さらに、「過去に起こったことは未来にも起こると言えるのか」という問いを通して、私たちが当たり前だと思っていることでも、絶対とは言い切れないことに気付きました。

 特に印象に残ったのは、デザイナーベイビーやゲノム編集について議論した活動です。テーマは「遺伝病の発症を防ぐため、あるいは運動能力や学力など特定の能力に優れた子どもを生まれる前に選べる技術を使うべきか、それとも使わないべきか」というものでした。病気を防げるという大きなメリットがある一方で、人の命を選ぶことにつながるという倫理的な問題もありました。そのため、科学的な技術だけではなく、人としての価値観や社会への影響まで考える必要があることを学びました。

 坪倉正治先生の講義では、災害では地震や津波による直接死よりも、その後の避難生活や体調悪化などによる災害関連死の方が多いことを学びました。また、福島第一原発事故では、水素爆発は起こったものの、放射性物質の約9割が太平洋側へ流れ、残りも人口の少ない地域へ拡散したことや、チェルノブイリ事故のような大規模な放出には至らなかったため、放出量は比較的少なかったことも知りました。

 最も印象に残ったのは、避難する人々がバスに乗り込む写真について考えた場面です。先生から「この写真を見て気付くことはありませんか」と問いかけられましたが、私は最初、特に違和感を感じませんでした。しかし、先生の説明を聞くと、写真には自力で歩いてバスに乗れる人しか写っておらず、高齢者や病人、けが人など、自力で避難できない人の姿はありませんでした。つまり、避難できる人だけが避難し、支援が必要な人が取り残されてしまう可能性を示す写真だったのです。このことから、災害時には支援が必要な人をどのように避難させるかまで考えることが重要だと学びました。また、避難する際にペットを置いていく人が多いため、災害後には犬にかまれて搬送される人が普段の20倍以上に増えるという話も印象に残り、災害には想像以上にさまざまな影響があることを知りました。

 上田正仁先生の講義では、「優秀さ」の評価基準は高校、大学、社会で大きく変化することを学びました。学校では主に学業成績が評価されますが、社会ではそれだけではなく、多角的に考える力や創造力なども求められます。また、優秀さには「マニュアル力」「考える力」「創造力」の3段階があり、マクドナルドやスターバックス、リッツ・カールトンのような質の高いサービスも、優れたマニュアルを作るための「考える力」と「創造力」があってこそ実現できることを学びました。さらに、単なる情報(インフォメーション)を集めるだけではなく、それを分析して価値ある知識(インテリジェンス)へ変えることが重要であることも印象に残りました。

 講義の冒頭で先生から「世の中が激変している今、中学生がやるべきことは何ですか」と質問されました。私は新しい技術を学ぶことなどを想像しましたが、先生の答えは「受験勉強」でした。その理由は、今は基礎学力をしっかり身に付けることが将来社会に貢献するための土台になるからだというものでした。この話を聞き、今やるべきことを一つ一つ積み重ねることの大切さを改めて感じました。

 大島まり先生の講義では、日本は高齢化によってQOL(生活の質)が低下していることや、血管の狭窄が70%を超えると手術が必要になることを学びました。また、首の血管は傷付ける危険性が高いため、網状の金属でできたステントを血管の中で広げて狭くなった血管を押し広げるステント手術が行われることも知りました。さらに、これからの科学技術では、科学だけでは答えを出せないトランスサイエンス的問題にも取り組む必要があることを学びました。

 最も印象に残ったのは、「デジタルツイン」という技術です。患者のカルテやCT、MRI、SPECT、超音波検査などのデータをコンピューターに取り込み、仮想空間に患者本人と同じ状態を再現します。そして、その仮想の患者に対して手術のシミュレーションを行い、術後の血流の変化や脳内出血などのリスクを事前に予測します。実際には測定できない脳の血圧もシミュレーションによって推定できることを知り、シミュレーションは理論や実験に続く「第3の科学」として医療の発展に大きく貢献していることに驚きました。

 今回の創造性の育成塾では、科学の知識を学ぶだけでなく、物事を多角的に捉え、自分自身で考え続けることの大切さを実感しました。それぞれの講義を通して得た学びや経験は、これからの学校生活や将来においても大きな財産になると思います。今後は、ここで学んだことを生かし、「なぜだろう」「本当にそうだろうか」と問い続ける姿勢を大切にしながら、さらに学びを深めていきたいです。

 最後になりますが、このような貴重な機会を提供してくださった先生方や運営スタッフの皆様、熱心にご指導くださった講師の先生方に心より感謝申し上げます。また、5日間をともに過ごし、多くの刺激や学びを与えてくれた塾生の皆さんにも感謝しています。この育成塾で得た経験を大切にし、これからの学びや将来につなげていきたいと思います。

千賀 彩葉

 今年の創造性の育成塾の夏合宿は、私にとって多くの新しいことに興味を持つきっかけになった、とても充実した内容でした。

 合宿ではさまざまな分野の講義や活動が行われましたが、その中でも特に印象に残ったのは梶田隆章先生のニュートリノについての講義です。正直に言うと、私はそれまで宇宙や素粒子の研究にそこまで興味があったわけではありません。そのため、先生のおっしゃるような宇宙の姿があるということをすぐには信じられませんでした。しかし、ニュートリノという目に見えないほど小さな粒子の研究が、宇宙の成り立ちや大きな謎の解明につながっていることを、間近でお話ししてもらったことで不思議と宇宙と地球のつながりを感じることができました。

 また、長い時間をかけてデータを集め、試行錯誤を繰り返しながら研究を続ける姿勢にも強く心を動かされました。今まで私は研究というと難しいものというイメージを持っていましたが、未知のことを知りたいという好奇心が原動力になっていることが伝わり、その面白さを感じることができました。講義が終わる頃には、宇宙や物理学についてもっと知りたいと思うようになっていました。

 グループ活動では、同じ班の人たちと意見を出し合う中で、自分にはない考え方にたくさん触れることができました。一人で考えているときには思いつかないような発想が生まれることもあり、とても刺激的で楽しい時間でした。

 今回の合宿を通して、創造性とはただ面白いアイデアを思いつくことではなく、多くのことに興味を持ち、いろいろな人の考えに触れながら新しい視点を見つけていくことなのだと少し分かった気がします。この合宿で得た好奇心を大切にして、これからもさまざまなことに挑戦していきたいです。

高綱 浩暢

僕は創造性の育成塾に参加し、科学と社会の繋がりを知れたことが大きな学びになりました。

一番印象に残ったのは大島まり先生の講義です。先生は脳卒中の医療を、デジタルツインの技術を使って安全に行う研究をしています。デジタルツインとは、コンピュータ上の仮想空間で現実ではない「 もう一人の自分」をいいます。その技術を使い、現実で発見した患者の病気の手術、治療する方法を提供する研究をしています。

シミュレーションのプログラミングでは何京個もの方程式を解くなどの難関があるのですが、リスクのより少ない手術方法を探すことができます。このプログラミングをしているソフトのpythonにも僕は興味を持ちました。

講義の後半で、「 自分の研究を社会にどう役立てていくか」を考えることも大切だと大島先生は話していました。

今まで、科学関係の本や教科書、新聞記事などを読んでいても、技術を研究、開発した本人が見る世界観はあまり知ることができませんでした。今回の講話ではそのような講師の方々の研究と社会との関わりを聞けたことが興味深かったです。

今回の合宿で得た経験は自分の知識や視野を大きく広げてくれました。同じ塾生の仲間との繋がりも自分にとって大事なものになりました。

最後に、創造性の育成塾に携わっていただいた先生、OB・OGの方々、このような機会を与えてくださり本当にありがとうございました。

高橋 夏瀬

 私は、「創造性の育成塾」に参加して、様々なことを学ぶことができました。とても充実した五日間でした。

 たくさんの素晴らしい講義を受けさせていただきましたが、その中でも一番印象に残っているのは大島まり先生の「デジタルツインによるこれからの医療」です。医療データを使ってコンピュータ上に患者さんの脳の血管などを再現し、それを使って手術のシュミレーションまでできるということに衝撃を受けました。これまでも手術のリスクを計算する方法はあったそうですが、それは患者さんへの負担が大きくコストもかかる方法だったそうです。

 また、骨の実験も興味深かったです。特に、授業の最後に解説してくださったパンダの頭蓋骨が面白いと思いました。頭蓋骨の歯だけを見ると肉食寄りの雑食のように見えるのですが、実際は笹を食べるパンダの頭蓋骨でした。パンダは歯が尖っていますが、硬い笹を食べるために筋肉が発達しているそうです。その筋肉がつくための「のりしろ」のような役割をしている頭蓋骨の突起を自分の目で見ることができてとても良かったです。

 今回の育成塾で、普通に過ごしていたら絶対に出会わないような全国の仲間と交流でき、友達も作ることができました。参加する前は不安もありましたが、応募して本当に良かったと思っています。

 最後になりましたが、講師の方々、運営委員の方々、そしてOB・OGの方々、五日間本当にありがとうございました。

髙橋 礼愛

 この夏合宿では、「なぜそうなるのか」「そもそも何を問うべきなのか」など考える姿勢の大切さを学びました。物理学や宇宙科学、AI、地震学、哲学など幅広い分野の第一線の先生方による講義を通して、深い知識や研究によって得られる面白さに触れられただけでなく、多様な視点を持つことや捉え方そのものを広げる貴重な経験をすることができました。

 最も印象に残ったのは、津田雄一先生の講義です。はやぶさ2によるリュウグウ探査について、フライバイや周回、着陸、サンプルリターンに至るまでの過程を学び、宇宙探査が物理学だけでなく、軌道計算や工学、綿密な計画など、多分野の知や技術によって成り立っていることに強く惹かれました。
 また、全国から集まった理科好きの同志と出会い、それぞれの興味や考えを共有できたことや、課題研究で班員と試行錯誤しながら製作し、自然と距離が縮まっていく時間もとても楽しかったです。

 今後は育成塾での学びを生かして、科学オリンピックなど様々なことにも挑戦してみたいです。また、自ら問いを見つけ、将来新たな知見を社会に還元できることを目標に、日々努力していきたいと思いました。
 本当に夢のような濃い5日間でした。講師の先生方、事務局やOBOGの方々、塾生の皆さん、本当にありがとうございました。

堤 梨奈

 初めての4泊5日という長い合宿で、しかも初対面の人と同じ部屋で過ごすのは楽しみな反面、「仲良くできるかな」「うまく話せるかな」と不安もとても大きかったです。でも、始まってみれば想像以上に楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。全国から集まった仲間と過ごす中で、社会への視野が大きく広がる貴重な経験になりました。

 講義の中で特に印象に残っているのは、最近急速に発達している「生成AI」に関する2つの講義です。1つ目は五神真先生の「知識の量ではなく、どう使いこなすかが重要」というお話で、難しくとらえていたAIをもっと使ってみようと思えるきっかけになりました。2つ目は鈴木寛先生の講義で、変化の激しい時代を「若者にとってのチャンス」ととらえる視点と、これからは「AIにできない良い質問を立てる力」が大切であると教わり、これまでの考え方が大きく変わりました。2つの講義を通して、AIを活用しながら自分で問いを立てて考える面白さに気づくことができました。  この合宿で一番学んだことは、ただ受動的に知識を得るのではなく、自分から課題を見つけて問いを続ける大切さです。また、講義で深めた視野と仲間と議論を重ねた経験は大きな自信になりました。今後、AIなどの最新の技術をどんどん使いこなしながら、普段から自分だけの「良い問い」を見つけられるよう、好奇心をもって学び続けていきたいです。

天満 寛瑛

創造性の育成塾での5日間は、とても濃く、あっという間に感じました。
普段できない実験や講義を通して、知らなかったことをたくさん学び、
さらに科学への興味が深まりました。
また全国から集まった仲間と一緒に考えたり話したりすることで、
自分にない考え方にも触れることができました。
この5日間で得た経験を、これからの学びや挑戦に活かしていきたいです。

 

林 義仁

私はこの創造性の育成塾に参加して、とても濃密で充実した五日間を過ごせました。私がこの塾を終えて印象に残ったことは二つあります。一つ目は実験です。特にガラス棒の実験が楽しかったです。ガラス細工に一度は挑戦してみたいと思っていましたが、簡単にはできないので憧れがありました。そんな中、今回の実験で体験することができてすごく嬉しかったです。ガラスが割れてしまったり、曲がってしまったけれど、それも含めて、印象に残る楽しい実験となりました。二つ目はキャンパス見学です。最前線で活躍している顕微鏡や、世界初の技術が使われた顕微鏡を見学できたり、研究をしている人たちの解説を聞けたりして楽しかったです。また、原子を見たことも貴重な経験の一つとなりました。原子は知っているけれど見たことはありませんでした。しかし、今回見ることができてかなり貴重な経験となりました。さらに、原子が思ったより綺麗に並んでいて、驚きました。この五日間、仲間と最高に楽しく過ごすことができました。また絶対にこの育成塾でできた仲間と会いたいと思っています。最後に、この20期生の仲間と過ごせ、濃密な講義を受ける機会を作ってくださり本当にありがとうございました。

原野 寛子

創造性の育成塾には、一年前から参加したいと強く思っていました。

しかし、限られた時間の中で実験を行い、レポートを提出するというハードルを乗り越えなければなりませんでした。そのため、参加の切符を手にしたときは、本当にうれしかったです。

いよいよ参加が近づくと、楽しみな気持ちと同時に、「自分はみんなについていけるだろうか」という不安もありました。けれど、実際に参加してみると、理科が好きな仲間たちと出会い、さまざまな講義を聞き、課題研究にも取り組み、予想していた以上に充実した4泊5日になりました。

もちろん、すべてが「楽しかった」の一言で終わるわけではありません。講義の中には難しく、理解するのに苦労したものもありました。でも、一つ一つの講義からたくさんのことを学ぶことができました。

今、世の中では生成AIが急速に発達し、「なくなる職業、残る職業」ということも言われています。私はまだ、将来これになりたいという職業を見つけられていません。そんな中で、授業で学んだ「人間には、生成AIにはできない、五感で感じ、言葉にできない経験をすることで、飛躍的な創造力を生み出すことができる」というメッセージが心に残りました。

この言葉を大切にして、残りの夏休みから、自分の過ごし方を少し変えてみようと思います。実際に、先生方の講義では、例えば「はやぶさ」の話から、本を読むだけでは分からない、開発に携わった方々のワクワク感や情熱まで伝わってきました。また、仲間と協力して行った実験や、ミョウバンの結晶づくりなど、自分の手を動かしたり、体験したときのワクワク感は、言葉では言い表せないものでした。

最後になりましたが、事務局の皆様、講師の先生方、OBの皆さん、学舎を提供してくださった東京大学、そして20期生の仲間たち、本当にありがとうございました!

廣田 七海

この5日間は、私にとって世界第一線で活躍される先生方や全国の仲間から多くの刺激を受けたものだったと感じています。

この5日間の中で、私の特に印象に残っていることは2つあります。

1つ目は、坪倉正治先生への質問です。坪倉先生は私が「医療格差」についてお聞きした際、能登半島地震の経験を踏まえ「そもそも格差は問題なのか」という視点を提示してくださいました。「格差=問題」と思い込んでいた私にとって、視野が大きく広がるきっかけとなったと思います。

 2つ目は、大島まり先生によるデジタルツインを活用した医療についての講演です。医療の質を全体的な底上げするのではなく、一人ひとりに最適化された医療を提供する点に強い魅力を感じました。

また、本合宿で学ぶことはすべてが私にとって新しく、理解するのに必死な毎日でした。しかしその過程で、「知らないこと=恥ずかしいこと」ではなく「自分を広げるきっかけ」になるのだと思うようになりました。新しい知識を得て理解する楽しさを実感し、改めてこの創造性の育成塾に挑戦して本当に良かったと感じています。

ここで出会えた最高の仲間や学びは、私の生涯の財産です。またいつか科学を通じてこの最高の仲間と胸を張って再会できるよう、これからも夢に向かって努力を続けていこうと思います。

最後となりますが、運営の皆様、先生方、OB・OGの皆様、そして塾生の皆さん、本当にありがとうございました。

廣田 小百合

創造性の育成塾に参加して、これまで知らなかった知識を身につけることができ、とても充実した経験になりました。講義では、特に大島先生のデジタルツインと医療についてのお話が興味深かったです。コンピューター上のもう1人の自分である、デジタルツインと医療との結びつきを初めて知ることができました。デジタルツインを使うことで、治療後の体の状態を知り、適切な治療の選択ができるということに驚きました。研究が社会にどのように関わっていくのかを考えてほしいという先生の言葉が印象的でした。

研究課題では、メンバー間であまりまとまらなかったこともありましたが、最後はチームワークを取り戻し、班のメンバーとの仲も深まりました。課題である球の転がる時間はあまり長く保つことが出来ませんでしたが、最後まで止まることはなかったので嬉しかったです。一人では絶対に思いつかない発想や、試行錯誤することの面白さを改めて実感し、とても楽しい時間になりました。

育成塾に参加して、東大内のナノ計測センターの見学など普段は経験することのできない貴重な経験を沢山することができました。この経験を活かして、今後はさらに成長していきたいと思います。また、周りの人にも科学の面白さを伝えていきたいです。

最後に、創造性の育成塾に携わってくださった先生方をはじめ、サポートしてくださった運営委員、OBOGの方々、このような機会を与えていただき本当にありがとうございました。

藤本 怜央菜

育成塾の5日間の合宿は、私の人生の中で最も濃い5日間でした。どの先生方のご講義も研究へのエネルギーと私たちへのエールであふれており、90分授業ではおさまらないほどでした。研究にまつわるエピソードや、貴重な体験を交えたご講話は、研究活動はワクワクするもので、試行錯誤が未来を切り開いていくことのすばらしさを教えてくださいました。一方で、AIや新しい技術の担い手には、責任と覚悟が伴うこと、判断力を養うために人としての器の大きさを持つ必要性も繰り返し伝えてくださり、気持ちが引き締まりました。

ご講義の内容は難しかったですが、今は理解できなくても、すべてを受け取りたいと思い、集中力を切らさずに必死でノートを取り続けました。90分授業に、はじめは不安もありましたが、実際には90分があっという間に過ぎてしまい、講義後は没頭した心地よさがありました。今はそのノートを見て、振り返りをしながら、少しずつ理解を深めているところです。

合宿中は全国から集まった仲間との交流も、今後につながる良い経験になりました。この合宿で得られるものを大きくしたいと考える仲間と課題研究をしたり、実験をしたりできました。中でも、課題研究に取り組む時間は、チームの結束が高まっていくことを毎日感じることができ、とても充実していました。

この合宿に参加させていただけたことに本当に感謝しております。ありがとうございました。

前田 健人

 私は、5日間の「創造性の育成塾」で新しい知識や、これまでになかった視点を得ることができ、日本中の中学2年生と交流を深めることができました。

 特に印象に残ったのは、一ノ瀬先生による哲学についての講義です。私は「哲学」という言葉だけは知っていても、中身についてはよくわかっておらず、難しく理解しづらいものだと思っていました。しかし、先生の講義によって哲学とは常識に反論するというシンプルなことをする学問だということを学びました。常識が覆されるのはとても新鮮で、もっと哲学について学びたいと思いました。

 また、課題研究では限られた時間や材料から、どのようにして目標を達成するかをチームみんなで考えました。できるだけシンプルにしようとしたのですが、ギリギリを狙ってしまいとてもデリケートなものになってしまいました。そのため、そもそもゴールまで到達できるのかが発表の直前までわからずリハーサルが1回しかできませんでした。このように反省点がたくさんあるのですが、話し合うことによって多くの友達をつくることができました。また部屋割りで同じ部屋になった人とも友達になることができました。  このように、私は創造性の育成塾でいままで知らなかった新しい世界を知り、様々な考え方ができるようになりました。この5日間で得たものをこれからの生活に生かしていきたいです。

松田 紬希

 私は創造性の育成塾でとても充実した時間を過ごすことができました。家を出発したときは様々な不安が頭から離れなかったけれど、集まった仲間たちはみんなフレンドリーな上に科学に熱意を持っていて、すぐに仲良くなることができました。移動時間や休み時間に友達と、住んでいる地域の面白いところや科学の好きなところを話すことがとてつもなく楽しかったです。友達も先生方も、そこにいる人みんなが科学への熱意を持っていて、表情が明るかったのがとても心に深く残っています。

OB・OGの先輩が「初めて聞く発表なんだから、質問するときに聞いた内容をもう一回聞いてしまっても大丈夫。学会にいると、偉い先生も普通に出てきた内容聞いていることがあるし、自分も大学院生になってから初めて知った。」と話していたことが印象的でした。私は今まで、変な質問をしてしまわないか恐れて、積極的な質問ができていなかったけれど、この言葉を聞いてから自分の気持ちがふっと軽くなりました。

 講義では、なかなか触れることのできない分野について学ぶことができ、全てが興味深くワクワクしました。特に津田先生のはやぶさ2についての講義に感銘を受けました。そして、惑星探査のやりがいを知りました。

 この夏合宿の思い出は一生の宝物です。今回得た経験をこれからに活かし、友達との繋がりも大切にしていきたいです。創造性の育成塾に携わってくださった皆様、本当にありがとうございました。

渡邊 暢花

この五日間、東京大学という夢のような場所で、諸先生方の貴重なお話、そして理科に対して熱い思いを持つ友人との交流ができ、本当に有意義で夢のような時間を過ごすことができました。このような機会を私にくださり感謝申し上げます。初めは緊張していて、こんな特別な講義を聞いて私に理解できるだろうか、周りのみんなと仲良くできるだろうかと不安でしたが、講義では分からないところを友達に聞いたり、理科以外のことで話したり、とても楽しい思い出になり、講義では次第に「もっと知りたい、もっと講義を聞きたい。」と思うようになりました。

私が一番印象に残った講義は、津田雄一先生の「はやぶさ2と太陽探査」という講義です。リュウグウに炭素と水があるのが分かり、リュウグウからサンプルをどう持って帰るのかという話に興味がわきました。驚いたのは、はやぶさ2が6mもあるのに対し、600gしかないことと、津田先生が幼い頃から持ち続けた小さな好奇心を、今でも持ち続けられ、その情熱に感銘を受けました。

どの先生も共通して好奇心と縁と疑問を持つ力を大切にしなさいと言われていました。これは理科だけでなく、他の教科や進路選択、人間関係、これからの生き方にも通じていくことだと感じました。5日間で一生の宝となる経験ができたと思います。そしてこれから、この大切な経験を忘れず、色んなものに触れ、考え、物事を見ていきたいと感じました。OB,OGの方々からは、実際に合宿の講義で興味をもち、研究機関の専門チームに入られているのをお聞きし、合宿を通じてさらに研究を進められ、夢をかなえられたのだと感じました。私もこの経験を自分の目標に変え、夢を描き、実現できる人になりたいです。創造性の育成塾を企画してくださった事務局の方、講義を考えてくださった諸先生方、OB,OGの皆さま、20期生の皆様、この合宿に思いを寄せてくださったすべての方々に感謝し、お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。