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ダイコンの側根
【今日のひとこと】 2008年4月15日

小林輝明先生が2008年3月27日で「ダイコンは煮るとどうして透明なの?」と、非常に興味深いテーマで書かれていました。→http://juku.netj.or.jp/hitokoto/20080327_01.html

と、言うことで、私も「ダイコン」をテーマに一つ。

植物の葉の形は、アサガオのように発芽の時に双葉(フタバ)で出てくる「双子葉(ソウシヨウ)類」と、イネのように子葉鞘(シヨウショウ)で出てくる「単子葉(タンシヨウ)類」で大きく分類しています。葉だけでなく、根の形も違います。双子葉類には、中心に「主根(シュコン)」という、太い根があり、主根から「側根(ソッコン)という細い根がたくさん枝分かれしています。単子葉類は、茎の下から「ひげ根」という細い根がたくさん出ています。

葉付きのダイコンを見ると、双子葉類に分類されているのがわかると思います。私達が食しているのは肥大化した主根であることがわかります。では、側根はどのように生えているのでしょうか? 

1.横にリング状に生えている。
2.立てに一列に生えている。
3.規則性がなくランダムに生えている。

さて、どうなっていると思いますか? 実際に八百屋やスーパーで確認してみて下さい。

さらに、興味深い野菜にニンジンがあります。ダイコンとニンジンの側根は明らかに違います。そして、少しわかりにくいのですがサツマイモの側根の配列にもある規則性が隠されています。自然に隠されている規則性を発見してみてはどうでしょうか?
(兼 龍盛・江戸川学園取手高等学校 教諭)