8月5日 (月) 3時限目 「飛ぶ種を研究しよう!」

  13:00~

 下田 治信 先生
 昭島市立福島中学校 教諭

 

 


タンポポなど飛ぶ種をもつ植物の紹介のあと、ニワウルシ(シンジュ)の種子を実際に投げてその動きを観察することから授業がはじまりました。

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続いて、折り紙を使って模型作りにチャレンジ。塾生たちは、何度も実験を繰り返しながらシンジュの種子と同じような飛び方になるよう工夫していました。

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次に、コマのように回転しながら飛んでいくフタバガキの種子を取り上げました。
発泡スチロールとコルク板を材料に模型を作り、風洞を使って飛び方を確認。それぞれが工夫を重ね、勢いよく回転する模型を作っていました。また、できるだけ滞空時間が長いものを作ってみようなどの課題も与えられ、様々な形を試していました。

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続いて紹介されたのは、アルソミトラ。この植物の種は、グライダーのように滑空します。発泡スチロールを加工し、できるだけよく飛ぶような形を追求しました。最初は、くるくると真下に落ちてしまっていましたが、塾生たちは根気よく形やおもりを調整し、だんだんとなめらかに飛ぶようになっていきました。

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最後に、カエデの種子の模型に挑戦しました。
過去にこの夏合宿でこのテーマを取り上げた際も、ほとんどの人が作れなかったという難しい課題です。下田先生から、羽の厚みを調整するといいなどのアドバイスを受け、果敢に挑戦し、らせん状に落ちていく動きをなんとか再現しようとしていました。

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下田先生は授業の終わりに、「自然をよく観察し、まずは実物をまねてみることが重要である」と語り、「最初からうまくいかなくても地道に工夫を続け、将来はこの世の中をよりよくするものを生み出してほしい」とエールを送りました。

 

 (2期生 田崎慎太郎)