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 瀧上 豊 先生
 関東学園大学教授 (地学オリンピック)

 

 


2限目は、瀧上先生の国際地学オリンピックについての講義。
冒頭、瀧上先生は、「私には歳の離れた子どもが3人いて、17年間も保育園に送り迎えしていました」と言って教室を湧かせ、塾生たちを和ませました。

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講義はまず、「地学とはなにか」という話から始まりました。
「地学と聞くと、地質・鉱物・化石のイメージを持つ人が多いが、地震・火山・気象・海洋・天文と幅広い分野を扱う学問です」と瀧上先生。地学は、地球上で観察される様々な現象を対象にしています。地球上のあらゆる場所が研究対象であるため、フィールドワークで世界中を回る楽しみもあるそうです。

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しかし、「地学は高校では選択科目として扱われ、大学受験でもあまり使われないために、授業をしていない高校さえある」と、残念がる瀧上先生。地学は、地球環境や資源、災害を考える上で欠かせない学問なのです。

また、瀧上先生は英語の重要性も訴えました。国外へフィールドワークにでることの多い地学の研究者は、コミュニケーションの手段として英語が重要。2008年から、日本は国際地学オリンピックに参加していますが、選抜された日本代表は、世界大会に備えて英語でのディスカッションや、外国人研究者と会話する機会が与えられます。

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講義の終盤では、地学オリンピックの国内予選のいくつかの問題を紹介し、解説しました。問題は、高校の地学の範囲から出題されていますが、そのうちのいくつかは中学生でも考えれば解けるとのこと。瀧上先生は「是非、予選を受けて欲しい」と塾生を鼓舞しました。

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瀧上先生は最後に、「地学での広大な時間と空間のスケールのように、幅広い視野を持ってほしい」「分野にこだわらず、広く勉強をして欲しい」と塾生たちにアドバイス。生徒からは「地学に興味を持った」という声も聞こえ、有意義な時間でした。

(1期生 佐々木駿)

 


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【講師ご紹介】

現職:関東学園大学教授
   
略歴:群馬県前橋市出身
  1974 東京大学 入学
   地球物理学専攻
  1984 理学博士
  1988〜 関東学園大学 勤務
  現在 NPO法人地学オリンピック日本委員会 理事
      公益社団法人日本地球惑星科学連合 理事

研究: 岩石の年代測定
     理科教育

その他: 2008 世界一受けたい授業 出演