塾生まとめ ① No.01~No.10
「創造性の育成塾」9期塾生の夏合宿のまとめです。(その1)
出席番号 1
青木 孝義(あおき たかよし)
私は創造性の育成塾で、「疑問に思う」ということを学びました。何でも不思議に感じ、研究してみようとする心を大切にし、今後の夢に向かって生かして行きたいです。
さらに、自分の将来の夢である研究の目的の捉え方も、育成塾に参加したことで大きく変わりました。研究の目指すものは、単なる発明や発見ではなく、「改革」だと思うようになりました。研究の成果を出すことは、それが人々の考え方の革新につながって初めて重要な意味を持つ、ということを学びました。
このように、育成塾を通して学んだこと、感じたことを、周りのみんなにも伝えて行きたいと思います。
今回は、創造性の育成塾という貴重な経験を与えていただき、ありがとうございました。
出席番号 2
石井 麟太郎(いしい りんたろう)
僕がこの創造性の育成塾を通して学んだことは大きく二つあります。
一つ目は、世の中で活躍している人はどれだけ大変でも夢とあこがれを持ち、それを必死で追い求め、最後まで諦めなかった人だということです。僕はこれまで目的を持って何かをやり始めても、一度失敗したり、すぐに結果が出なかったりしたときはすぐに諦めてしまっていました。しかし、僕はこの創造性の育成塾を通して、今までのようにしていてはいけないと思いました。僕の将来の夢は、難病に苦しむ世界中の子ども達の命を救うための医療技術を開発することです。そのために、まだ治療方法が分かっていない病気を治す研究に取り組みたいと思っています。この研究はすぐに結果が出るような簡単なものではなく、とても難しく、長い時間を要するものだと思います。でも、僕はこれからどれだけ失敗しても諦めず、この夢の実現に向かって医学の基礎を学ぶなどし、精一杯努力していきたいと思います。
二つ目は、自分は世界と戦わなければならないということです。僕はこれまで学校の中のライバルにばかり焦点を当てていました。しかし、本当に世界で通用する人間になるためには世界を意識していくことが大切だということを学びました。僕はこれから科学オリンピックにも挑戦してみようと思っています。そのとき相手は世界です。僕はこれから海外を意識し、留学することも視野に入れながら勉強していきたいと思います。
創造性の育成塾で学んだことを大切にして過ごしていきたいです。
出席番号 3
稲垣 智也(いながき ともや)
僕が見つけた将来の夢
僕は、この合宿が始まる前までは、人の役に立てる研究者になれればいいと思っていました。しかし、今では ロボットを作りたいという夢があります。
その夢は、石黒先生の講義を聞き、先生の作ったロボットを実際に見たことで「僕も先生のようになりたい。こんなロボットを作ってみたい。」と思うようになり、夢となりました。ですが、 ロボットを作るには、人について知るために心理学や脳科学についても学ぶ必要があると知りました。「研究をするには、そのことだけではなく、他のことも学ばなければならない。」という多くの先生が話していたことが、このようなことだったのだなと思いました。
また、将来ロボット作りをしていくうえで多くの困難にぶつかるかもしれません。しかし、多くの先生方が話されていた「諦めないこと。努力し続ければ、結果はついてくる。」という言葉の通り諦めず、努力し続けようと思います。
出席番号 4
梅本 菜央(うめもと なお)
私はこの合宿で、2つのことを学びました。
1つ目は知識です。わたしはこの合宿で様々な先生方から講義を受けました。
生物学、物理学、工学、化学など、それぞれ深いところまで理科について学ぶことができました。
私はこれをすべて得意にして、将来の自分の可能性を広げることに活かしたいと思います。
2つ目は勇気です。私はここに来る前、とても臆病でした。
自分の意見を簡単に曲げてしまい、人に流されてばかりでした。
しかし、有馬先生の「自分に自信を持ち、自説を主張せよ。」や、上田先生の「最後まで諦めない」や、
兼先生の「できないと思うと、本当にできない」と「心の障壁をぶちこわす」という言葉に心動かされ、
勇気がわいてきました。何事にも挑戦して生きてゆこうと思いました。
私はここで変わることができました。私はここで多くのことを感じ、学びました。
これからはここで身に付けたことを活かして、創造性あふれる心豊かな科学者になりたいです。
最後に、この創造性の育成塾を支えてくださったスタッフの皆様、女性サポーターの皆様、
素晴らしい講義をしてくださった先生方、そして9期生のみんな、本当にありがとうございました。
出席番号 5
瓜生 遥希(うりゅう はるき)
私は合宿を通して、この塾のテーマでもある「創造性を育む」ことについてどうすれば創造性を育むことが出来るのか考察することが出来ました。創造性を育む為には、常識や大多数の意見に囚われず自分の考えを進めること・分野の枠を超えて学習し総合的で広い視野を持つこと・フィールドワークや実験を通して観察力、洞察力を養うことが必要であると考えました。また、講義を受けて学んだことは「様々な分野に興味を持ち、苦手な分野を作らないこと」です。このことは石黒先生に教えて頂いたことですが、後半の講義では多くの先生がおっしゃっていたことでもあります。更に、薬袋先生の講義を受けて、私は化学グランプリ・オリンピックに出場したいと改めて強く思いました。高校三年生になるまでに、化学オリンピック日本代表に選ばれるように頑張りたいと思います。上記の他にも、私は多くのことを学び、多くの目標を得ました。私は将来、新薬の研究・開発をしたいと思っています。この合宿で学んだことを活かして、それを必ず実現させたいです。そして、講義をして下さった先生方、運営委員・事務局・女性サポーターの皆様、八日間お世話になりました。本当にありがとうございました。このような合宿に来ることが出来て、日本各地・世界から来た優秀な友人を作れたことは貴重な体験でした。九期生のみんなありがとう。
出席番号 6
江口彩花(えぐちあやか)
私がこの創造性の育成塾で大きく考えさせられたことは二つあります。
一つ目は、研究には忍耐が必要ということです。有馬先生のお話で、発見が認められず二十年主張し続けたとお聞きしました。これには自分の研究や自分自身に対する自信、そして研究への愛が必要だと思います。私は他人に否定されるとすぐに考えを曲げてしまうことがあるので、自分に自信を持てるようになりたいです。将来は生物の研究者になって、人生を捧げられるテーマを見つけたいです。
二つ目は、当たり前に思えることに対して疑問を持つことです。石黒先生のお話では、「人の気持ちを考えなさい」という言葉からもたくさんの疑問が浮かぶということから、いつまでも子供のように疑問を持ち続ける大切さを学びました。研究テーマが見つかるか不安だった富士山散策では、普段の旅行では見逃してしまいそうなことでもじっくり観察してみるとたくさんの不思議が見つかりました。将来は固定観念に縛られず、また研究室に閉じこもっているばかりではなく外に出てテーマを見つけられる研究者になりたいです。
わたしは、この合宿を通して学んだこの二つをはじめとするいろいろなことを忘れず、今後は自分に自信が持てるよう、また身近な物事に対する好奇心を大切にし、いつか人々の役に立つ発見ができるような研究者になるため努力していきます。
出席番号 7
大村 拓登(おおむら たくと)
ぼくは合宿で有馬先生の「世界の通説を信じるな」という言葉を聞き,自分が今まで他の人たちのやることに流されてしまっていたが,そうならないように自分の考えをしっかりと持ち続けていたいと思うようになりました。そしていろいろな先生の話を聞き,視野が広がり合宿中に真剣に考えるようになりました。そして将来ロボットを開発したいという気持ちの他に物理学者になり宇宙で起きている様々な現象を研究してみたいという気持ちがわいてきました。素粒子物理学には以前から興味を持ってはいましたが,研究してみたいとまでは思っていませんでした。しかしこの合宿で量子についての話を聞きそれを将来物理学者になり自分で解き明かしてみたいと思い,そういう様々な現象を物理学者になり研究してみたいという気持ちが大きくなっています。しかし,お年寄りなどを介護するロボットをつくり人の役に立ちたいという気持ちやものづくりをしたいという気持ちも大きいままです。ぼくはこの合宿で学んだことや,これから学ぶいろいろなことを踏まえながら,夢を実現するために何事に対しても全力で取り組んでいきたいと思います。
出席番号 8
大輪 奏太朗(おおわ そうたろう)
今回,創造性の育成塾に応募した理由は,将来の夢をつかむきっかけを作りたかったからです。
もともと生物に興味があったので,永井先生,中村先生,中山先生,下田先生の生物・生命に関する授業は,とても印象に残りました。中でも,下田先生の飛ぶ種の実験で,モデルを作ったのは大変興味深かったです。
将来,このような生物の特性を生かした研究をしていきたいと思いました。
また,飛ぶ種の仕組みには物理も関わっているように,様々な分野はつながっているので,どの分野もしっかり学ぶ必要があることに気づきました。僕は今まで,生物には関心があったのですが,他の分野は特に積極的に学ぶということはなく,視野が狭かったと感じました。しかし,今回の合宿で,ロボット,宇宙など多くの分野に関心を持つことができました。これからは,もっと視野を広げ,多くのことを総合的に学んでいきたいと思います。
さらに,たくさんの先生方がお話して下さった,「研究仲間は大切」ということも心に残りました。どんな研究においてもチームワークは重要であることを強く感じさせられました。
今回学んだことを心がけて,将来,生物を研究するという夢に向かっていきたいと思います。
出席番号 9
岡本 斗志貴(おかもと としき)
この合宿に参加する前、ぼくは勉強に対する根本的な疑問を持っていました。それは、「なぜ興味のないことまで勉強しなければならないのか?」という疑問です。その答えは、何人かの先生方が共通しておっしゃっていた言葉の中にありました。それは、「何か1つの学問をやるには、その学問についてだけ学べば良いのではなく、他の学問も幅広く学ぶ必要がある。」という言葉です。これは、何か問題や課題があった時、その答えは別の分野の学問にあるかもしれないということだと思います。石黒先生がロボットに心理学や脳科学を応用したのもその中の1つです。この言葉を受けて僕は、興味のない教科まで勉強しなければならない理由はこれだと気がつき、色々なことに興味や関心を持つことこそが、将来疑問や謎を解決するために重要なのだと思いました。もう1つ、僕がこの合宿の中で心に残ったのは、有馬先生の「世界の通説を信ずるな。常識を破ることを恐れるな。自分が正しいと信じたのならば、他人がどう言おうと自説を主張せよ。」という言葉でした。僕はこの言葉から、自分が行う事に信念を持たなければならないのだということを学びました。これからも自分の意見をしっかり持ち、この貴重な8日間で得たものを人生に役立てていこうと思います。
出席番号 10
奥井 想大 (おくい そうた)
僕はこの育成塾に参加して、多くの事柄を知り、驚いたのと共に、大きく2つのことを感じました。
1つ目は、疑問を、どんなに小さなことであっても、どんな逆境においても追求していくべきだということです。これは有馬先生のお話の中で、先生が様々な現象を諦めずに詳しく調べていらしたことを知り、気がつきました。このことはある事象に対する理解を深めるだけでなく、考えも深めることができると思います。上田先生の講義、「事実は小説より奇なり」では、授業中に僕の持った考えは正しくないという根拠を示すデータを先生が見せて下さいました。また、本当に正しい事実を僕はしっかりと理解することができませんでした。僕はそのことについての知識があまりなかったのを実感すると共に、他のことに関しても知らないことはたくさんあるのだと思いました。だから、身近な自然現象で不思議に思ったことは、本を読む、学校の先生に聞く、自分で実験をし、研究をするなどといった方法で追求していきたいです。
2つ目は、科学は様々な分野と繋がっているため、研究をする上では一見関係のなさそうな分野でも使う必要があるということです。これは実際に研究をしている多くの先生方が共通して仰っていらしたことで、研究をしている中で様々な分野の専門家の方々と協力しているという先生もたくさんいらっしゃいました。僕は今まで、嫌いな教科はあまり勉強する気になりませんでした。しかし、これからはそれがいつか役に立つことを信じてしっかりと学んでいきたいです。
これらの2つのことは将来とても重要なことだと思います。そのため、心に深く刻んでおき、いつかは人の役に立てる研究者になりたいです。