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科学オリンピック参加までの道(下)

【第2回】 2007年12月21日

国際生物学オリンピックへ
生物学オリンピックの公式語は、英語およびロシア語。問題もこれらの言葉で発題されます。これを、開催地についてから、選手に同行する代表団が、一晩かけて自国語に翻訳します。この翻訳も非常に難しく、薬品の名前や専門用語まで翻訳し、実験時にどれがどの薬品かわからなくなったというハプニングも。

試験は理論と実技(実験)の2部。それぞれの試験時間は、休憩を含んで4~6時間で、それぞれの試験の間には、少なくとも1日、間が置かれます。

答案用紙は、課題および解決法の作成者が評価、国際審判(主催者によって指名された科学者を議長とした、参加各国の代表で構成)が最終決定を下します。これにより、メダル受賞者が決まります。
生物学オリンピックにチャレンジ!
IBO参加には、参加費、交通費および宿泊費がかかりますが、これらはJBOより全額支給されます。 国内選抜においても、1次選考の会場までの交通費以外は、すべてJBOの負担です。

才能ある学生を一堂に集め、刺激することでそれぞれが才能を伸ばし、社会、世界のために活かされることを目的とした科学オリンピック。この目的は、世界においても、日本においても同じです。 皆さんの才能を世界のために活かすため、是非チャレンジしてください。

12月22日、生物学オリンピックフォーラム開催
これらの生物学オリンピックに挑戦するルート説明のフォーラムが、今週土曜日(12月22日)広島大学で開催されます。12:30~16:00、入場は無料です。詳しくは、http://www.jbo-info.jp/index.htmlへ。生物学オリンピックの詳しいことがわかります。
(事務局:伊奈恵子)
取材協力:国際生物学オリンピック日本委員会・日本科学技術振興財団
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