2年ぶりの大雪に見舞われた東京では、まだまだ寒い日が続きますが、梅が花をつけ始めています。立春を迎えた今週ですが、皆さんの地域では春の兆しは見られるでしょうか。
国際科学オリンピックには全部で5科目(数学・物理・化学・情報・生物学)があります。このシリーズでは2009年が日本開催であり、今夏の「創造性の育成塾」のテーマが「生物」であることから、生物学オリンピックを中心に紹介してきましたが、今回は生物学以外のオリンピックを少しご紹介したいと思います。
数学オリンピック
科学オリンピックの中で、数学オリンピックが1番初めに開催されました。1959年に始まって以来、2008年のスペイン大会で49回を迎えます。日本の参加の歴史も1番古く、1990年以来毎年出場し、2003年には東京でも開催されました。2007年の成績は、過去最高の93か国中6位、日本からの出場者6名中、2人が金メダル、他4名が銀メダルという好成績を修めました。
今年の7月に開かれるスペイン大会に向けては、今週末の2月11日に国内予選である日本数学オリンピック本選があり、ここで選らばれた20名前後を対象に春に合宿を開催、6名の日本代表選手が決定します。
http://www.imojp.org/
物理オリンピック
物理学オリンピックが始まったのは1967年。科学オリンピックの中では2番目に長い歴史を持ちますが、日本が出場したのは意外と遅く、2006年に初めて生徒を派遣しました。2007年の第38回イラン大会では、出場選手5名中金メダル2名、銀メダル2名、銅メダル1名の成績を修めました。
物理学オリンピックの国内予選となる物理チャレンジの応募・選考は早く、2008年7月に開催されるベトナム大会に向けては、既に2007年5・6月に第1次、7月に合宿の第2次選考で9名の日本代表候補者が選出され、日本代表を目指し、最終選考に向け研修を重ねています。4月からは、2009年開催のメキシコ大会に向けての募集が始まります。
http://www.phys-challenge.jp/ipho.html
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