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                     8月6日 5時限目 
                      「アポロとソユーズの軌跡」 
                        的川 泰宣 JAXA 技術参与          
                    
                    
                    日本の宇宙教育の父と呼ばれる的川泰宣先生の授業。
                      
                      「この授業でいろいろ考えてほしい。最後にみんなに意見を聞きたいと思います。」と、的川先生。まずは、先日宇宙から帰還した若田宇宙飛行士とのエピソードや、日本実験棟「きぼう」についての紹介をしました。 
   
                      本題のロケットの話題では、世界で初めてロケットを考案した、ソビエトのツィオルコフスキーの紹介を皮切りに、現代の宇宙工学のあゆみをたどりました。 
   
                      1969年、アポロ11号が月面に着陸した当時、日本はまだ人工衛星すら打ち上げていませんでした。「感動もあったけど、くやしさもあった。」と、的川先生。 
                      しかし、その翌年、日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げに成功し、日本の宇宙開発は着々と進んでいきました。 
   
                       
                      「宇宙に行きたい」からはじまり、「知りたい」「つくりたい」という願望を実現してきた人類。最後に先生は、宇宙から撮影した3枚の地球の写真をスライドに写しました。 
                           
                                              画面いっぱいの真っ青な地球 
                      月から見た、黒い宇宙にポッカリと浮かぶ地球 
                      沢山の星に混じって、一点だけ青く光る地球 
                       
                                            
                       これを見て、美しい、守りたい、と思ってほしいと、
                        先生は語りました。 
                         
                      そして最初に予告した通り「今後、日本の宇宙開発はどんなことを目的にしたらいいと思いますか?」と、先生から塾生に質問。 
                        しばらく考えた後、「もっと気軽に宇宙旅行に行けるようになればいいと思う。」「火星や他の星を開拓していきたい。」などの意見が出ました。 
                      (事務局・大野) 
                           
                        
                       
                    
 的川 泰宣 先生 プロフィール
                       
                      宇宙工学者。工学博士。専門は、軌道工学、システム工学。 東大工学部航空学科宇宙工学コースを第一期生として卒業。日本初の人工衛星「おおすみ」の打上げに貢献。 
ミュー(M)ロケットの改良、数々の科学衛星の誕生に活躍し、1980年代には、日本初の地球脱出ミッションであるハレー彗星探査計画に中心的なメンバーとして尽力。探査機の飛翔計画の策定、大型ロケットの設計に一貫して活躍した。宇宙科学の国際協力、日本の宇宙開発の広報活動に広く活躍した。宇宙科学研究所対外協力室長、鹿児島宇宙空間観測所長、日本航空宇宙学会長等を歴任。
                     
                      
                        ストリーミング動画
                             
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                        授業で使われた資料  
                             
                            
 Link 
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