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松下電器産業株式会社 中村邦夫会長が 社員に育成塾の様子を紹介(上)
【ニュース】 2007年12月21日

今年の第二回「創造性の育成塾」夏合宿でご講演を戴いた松下電器産業(株)の中村邦夫会長が、夏季合宿が終った後で、その時の模様を、「折々の記」にまとめられ、松下電器の全社員の皆様に、メッセージとして発信されました。その「折々の記」をご紹介させていただきます。

第14回 理数の将来を担う子どもたち (2007.8.21)

パルックボールプレミアの仕組みを パネルで説明
夏季休暇前のことですが、「創造性の育成塾」という全国から選抜された理数好きの中学2年生40人が合宿で学ぶ場で講話する機会がありました。同塾は、元文部大臣で元東大総長、俳人としても有名な有馬朗人先生の発案で昨年から始まった行事です。

当社のアドバイザリーボードメンバーも務めていただくなど大変お世話になってきた東京大学名誉教授の月尾嘉男先生を通じての依頼でもあり、「次代を担う創造性豊かな中学生の育成」との趣旨にも共感を覚え、子どもたちのために少しでも役に立てるならとお引き受けしました。

他の講師陣の顔ぶれを見ると、ノーベル化学賞の白川先生をはじめ、全国でも理数教育に定評のある先生がたなど、まさに「スーパー授業」の感があります。

私はこれまでもさまざまな場面でお話させていただくことはありましたが、中学生ばかりを前にしたのは初めてのことです。どのような話をしたらいいのかとあれこれ考えましたが、これから理数の道、科学者の道を歩みたいとの希望をもっている子どもが多く参加しているとのことでしたので、人類共通の緊急課題として、科学者なら積極的に関与して欲しい地球環境問題について、日ごろ感じていることを紹介することにしました。

与えられたのは50分。興味をもってもらえるように、途中、環境破壊と文明の崩壊の関係を端的に物語るイースター島のビデオ映像を挟んだり、身近な環境技術の一例としてパルックボールプレミアの現物や構造をわかりやすく説明したパネルを使って「電球形蛍光灯」の節電・ CO2 削減効果を紹介したりしました。

日本の環境技術が世界から期待されていることを力説しました。

松下電器産業株式会社 中村邦夫会長が 社員に育成塾の様子を紹介(中)
松下電器産業株式会社 中村邦夫会長が 社員に育成塾の様子を紹介(下)