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 鈴木  寛 先生
 東大・慶応大 教授 (元文部科学副大臣)

 「科学技術と社会」
  
(レクチャー&熟議ワーク)

 


通産省に入省後、大学教授、参議院議員、文部科学副大臣などを歴任した鈴木先生。夏合宿で毎年、様々なテーマで講義を行っています。

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通産省時代には、インターネットや携帯電話の普及に携わったという鈴木先生。
インターネットの普及が遅かった日本で、日本人ならみんな使っているテレビのリモコンをヒントに、この形に近い携帯電話にインターネット機能を搭載することを考え、今や当たり前となった携帯電話でのインターネット通信を普及させました。
ご自身は文系出身で、理系を究めている他の講師陣とは少し違う、という鈴木先生。「しかし、これからは、文系理系問わず協力することが大切。」と話します。

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ここからは、班ごとでの話し合い。
携帯電話に使われている発明、応用されている発見は?との質問に、通話機能、半導体、赤外線、電池、カメラ…様々な意見が出されました。
携帯電話は、たくさんの発見・発明品がつながったもの。鈴木先生は「その時、一番関心のあることをやってください。そうすると、他の分野で頑張っている人と協力することもできる。いろんなことがつながっているから。」と塾生に語りました。

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続いて、3Dプリンターの可能性について。
製造の際の金型がいらなくなることから発展し、大企業がいらなくなるかも?資本主義が変わるかも?都市がいらなくなるかも?…という、大量生産・大量流通・大量廃棄の文明から卒業が起こる可能性を話しました。

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最後に、「自分がしたい発明・発見をなんでも書いてほしい」と鈴木先生。
水が少なくても育つ植物を作りたい、火星に住みたい、あたらしいエネルギーを見つけたい…そんな各々の夢を書き、模造紙に自分の考えと近いものを寄せて貼ってみます。
「こうして自分や友達の考えを見てみると、いろんな考えがあって面白いと思う」
「いつも、どういう発見をしよう、発明をしよう、どう問題を解決しようと考えながら、学校生活を送ってほしい」と呼び掛けました。

 (事務局 大野涼子)

 


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【講師ご紹介】

東京大学公共政策大学院教授、慶應義塾大学政策メディア研究科教授、社会創発塾塾長、日本サッカー協会理事、元文部科学副大臣

1964年生まれ。東京大学法学部卒業後、1986年通商産業省に入省。山口県庁出向中に吉田松陰の松下村塾を何度も通い、人材育成の重要性に目覚め、帰京後大学生などを集めた私塾「すずかんゼミ」を主宰。その後、官僚から大学教員に転身。慶應義塾大助教授時代は、徹夜で学生たちの相談に乗るなど熱血ぶりを発揮。日本有数のIT業界の実業家や社会起業家などを多数輩出する。

2001年参議院議員初当選(東京都)。12年間の国会議員任務の中、文部科学副大臣を2期務めるなど、教育、医療、スポーツ・文化・情報を中心に活動。東京オリンピック・パラリンピック招致議連事務局長、日本ユネスコ委員も歴任。また、大阪大学招聘教授、中央大学、電通大学、福井大学、和歌山大学で客員教授を務める。

2014年2月より、東京大学公共政策大学院教授、慶應義塾大学政策メディア研究科教授に同時就任、日本初の私立・国立大学のクロスアポイントメント。若い世代とともに、世代横断的な視野でより良い社会づくりを目指している。