8月1日 5時間目(16:00~)

石黒 浩 (大阪大学 教授)

人とロボットの未来


人間そっくりのアンドロイド研究で有名な石黒先生。
「人間型ロボットが未来社会でどういうふうに使われるのか」をテーマに、自身の人生論も交えた講義が行われました。


はじめに、石黒先生が最高技術顧問を務めるヴイストン株式会社で制作しているロボットを披露。
「これ何か知ってる人?」「カップ麺!」

スイッチを入れると、なんと変形してロボットに!
踊れる、立ち上がれる、そして側転もできるロボットの動きに、全員の目が釘づけになりました。


石黒先生がロボットを作る理由。それは人について、心について知りたいからだそうです。 人間は、自分の心のことは分からないけれど、他人を見ると心があるようだと感じる。ならば、人が「心を持っているようだ」と思うような人間らしいロボットを作り研究することで、心について知ることができるのではないか、と先生は言います。

石黒先生は研究のため、これまで数多くのロボットを作ってきました。
英語学習用ロボット、高齢者とコミュニケーションをとるロボット。服を売るアンドロイド、演劇するアンドロイド、果てはアンドロイドのアイドルまで…。 先生の解説を聞くにつれ、人間型ロボットと暮らす未来について、塾生のイメージが膨らんできたようです。

「大人にならないことが一番大切だと思っています」 繰り返された先生の言葉の意味。それは、決して分からないことを分かったつもりになってはいけないということ。一見簡単そうなこと、当たり前に思えることこそ、本当は分からないことって多い。それを愚直に考え続けることで、初めて、少しずつ分かったような気がしてくる。
先生からの強烈なメッセージを、塾生はどう受け止めたのでしょうか。


(3期生 小林実可子)



経歴

1991年 大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。 工学博士。
その後,京都大学情報学研究科助教授,大阪大学工学研究科教授等を経て
2009年より大阪大学基礎工学研究科教授。
2011年大阪文化賞受賞。
2013年 大阪大学特別教授。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)


専門は、ロボット学、アンドロイドサイエンス、センサネットワーク等


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