8月2日 5時間目(15:30~)
中山 敦仁
創造性の育成塾 一期生・東京大学医学部
国際生物オリンピック銀賞
国際生物学オリンピックについて
中山さんは、9年前に1期生として創造性の育成塾に参加した、10期生の大先輩。高校生のときは、日本で開催された国際生物学オリンピック(IBO)に出場し、銀メダルを獲得しました。
「育成塾の日々は衝撃の連続だった」と自身の経験を振り返りながら、豊富なアドバイスや楽しいエピソードたっぷりの、盛りだくさんの講義をしてくれました。
現在、東京大学医学部で学んでいる中山さん。「生物や人体に興味をもってほしい」と塾生に問いかけます。
「生物に興味がある人?」
手を上げた生徒のもとへ歩いて行き、マイクをバトンタッチ。「きみは何に興味がありますか?」「医者になりたいです」「遺伝子」思い思いの回答が返ってきます。
生物の勉強のアドバイスとして、能動的な調べ学習をすることを勧めてくれました。「知識を得たときに、『へえ~そうなんだ』で終わらせない。実際に自分の目で見るまで信じないくらいの気持ちでいましょう。『えー嘘でしょ!』『どんな仕組みなんだろう?』『例外はあるの?』とかね」
そして、話はIBOの紹介に。 映像を使いつつ、開会式から順に説明していく中山さん。裏話・こぼれ話を交えたお話に、生徒から笑いが起こります。
閉会式まで進んだところで、「実は持ってきたんですけど」と中山さん、IBOで獲得した銀メダルを取り出しました。「おお~」っと、どよめきが上がります。塾生たちは、実際に手に取ってまじまじと見ていました。
最後は、塾生が生物オリンピックの問題にチャレンジ。
中学生に可能な限りアドバイスする先生として、かつ、以前は10期生と同じ席に座っていた先輩として、心のこもった講義をしてくれた中山さん。
10期生にとっても、将来の自分について思いを巡らせる機会にもなり、大きな学びになったのではと思います。
(3期生 小林実可子)