8月5日 3時間目(13:00~)

大島 まり
(東京大学教授 生産技術研究所)

血液の流れと病気について


ドラマ「ガリレオ」で登場する数式・板書の制作にも関わった大島先生。
血液と病気に関する講義ということで、主に生物の話かと思いきや、 講義の冒頭で大島先生は、「実は病気も物理である」「物理・数学・生物に関する講義をする」と話します。

今回の講義のテーマにもある通り、まずは血液と病気についてお話。
「全身の血管を全てつなげるとどのくらいの長さになる?地球何周分?」「一番太い血管の太さは?」などテーマに関するクイズを出題します。

血液が流れることで血管に「ちから」がかかります。最近の研究では、この血管にかかる力が病気に関係してくることがわかってきた、と物理と生物が関連性を持っていることを伝えます。

体内の血液の流れを知るためには、医療画像技術に加えてコンピューターシュミレーションを利用します。このシュミレーション技術に、物理の基本法則と数学の方程式が使われている、と今度は物理と数学の関連について紹介。「シュミレーションを利用した身近な例は?」と塾生に問いかけると、複数の塾生から「天気予報」という回答があがりました。

講義の最後では、患者の血管のCG画像を紹介。
「シュミレーションによってデータの可視化ができるようになった。医学には物理や数学、生物など多くの分野が関係している。いろいろな学問を勉強してほしい」と、先生は塾生にエールを送りました。


(5期生 土山絢子)


講義映像

※講義動画の公開は終了しました。

 


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