8月3日 6時限目
有馬 朗人 塾長(元 東京大学総長・元 文部大臣)
「閉塾式~20世紀の物理学の発展」
いよいよ、創造性の育成塾第11回夏合宿の最後の講義となりました。
塾長、有馬朗人先生による「20世紀の物理学の発展」の講義です。物理学の研究はこれまでどのように進められてきたのか、その研究の歩みを振り返ります。
原子の姿はどのようにして明らかになったのか、日本人学者である長岡半太郎先生の名前を挙げ、説明していく有馬先生。どうして原子の中心に原子核があることがわかるのか、光が波であると言えるのはなぜなのか、など物理学の基本的かつ重要な疑問点がどのように解決されたのか、そのプロセスを写真や図を用いて紹介します。
講義の最後には、まとめと発表を終えた塾生に対して「これからも好奇心をもって、失敗を気にしすぎず、前向きに勉強してください。」とメッセージを送り、最終講義を締めくくりました。
講義終了後、塾生ひとりひとりに有馬先生から修了証が手渡されました。
閉塾式の後には、これからの日本の未来を担う塾生に向けて、
「世界、特に日本には資源がない。これから来る食糧不足やエネルギー不足などの困難に備える必要がある。科学技術での活力を資源として、21世紀のアジアと人類のために活躍せよ!」とエールを送り、7日間の夏合宿が幕を閉じました。
(5期生:土山絢子)
※授業の動画の公開は終了しました。