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「創造性の育成塾」第1回夏合宿の講師、戸塚洋二・東大特別栄誉教授が逝去

【ニュース】 2008年7月10日


「創造性の育成塾・第1回夏の合宿(2006年8月)」で講師をお願いした戸塚洋二・東大特別栄誉教授が本日、7月10日午前2時50分、大腸ガンのためお亡くなりになりました。66歳でした。葬儀は12日午後0時半から東京港区南青山の青山葬儀所で。喪主は妻裕子(ひろこ)さん。(戸塚先生の訃報は各新聞に掲載されています) 


<第1回夏合宿に戸塚先生を招いた、東京大学物理学部の先輩、有馬朗人「創造性の育成塾」塾長の話 >
戸塚洋二先生はスーパーカミオカンデを作り、完成させた中心人物。スーパーカミオカンデでニュートリノ振動を確認し、質量がないとされていたミクロの粒子に質量があることを確認しました。
ノーベル賞候補であり、「創造性の育成塾」にもご尽力いただいたのに、大変残念です。


ご冥福をお祈りします。

同合宿では9日目の8月8日の1、2時限に、「始まりと終わり」のタイトルで講義をされました。中学生に話をするのは初めてという戸塚先生は、この講座に備えて中学1、2年生の理科の教科書、参考書を何冊も読んでこられた、ということです。この話は、塾生をはじめ他の講師、塾に携わった中学の先生たちに感銘を与えました。

戸塚先生のこの時の講座の動画は
http://www.channelj.co.jp/education/creativity/movies/sekari_main09_j_080806.html

記事は
http://blogs.yahoo.co.jp/blognews2005/40254681.html

また、戸塚先生は昨年10月にはじまった「創造性の育成塾」HPのコラム「今日のひとこと」コーナーに、当初から毎月欠かさずご寄稿され、直近の寄稿は先月25日のタイトル「新しい科学の謎は20世紀に見つかったか?」
http://juku.netj.or.jp/hitokoto/20080625_01.html) でした。

他の「今日のひとこと」は

「19世紀末科学の困難:光の科学―2」 (2008年5月19日)
http://juku.netj.or.jp/hitokoto/20080519_01.html

「有馬塾長の朝日新聞記事「たいせつな本」を読んでください」 (2008年4月18日)
http://juku.netj.or.jp/hitokoto/20080418_01.html

「19世紀末科学の困難:光の科学」 (2008年3月18日)
http://juku.netj.or.jp/hitokoto/20080318_01.html

「ニュートリノはなぜ何もしないで物質を通り抜けられる?」 (2008年2月13日)
http://juku.netj.or.jp/hitokoto/20080213_01.html

「体感できない現象、ニュートリノ」 (2008年1月11日)
http://www.netj.or.jp/cgi-bin/wforum/wforum.cgi?mode=allread&no=276

「ハッブル宇宙望遠鏡とバコール博士」 (2007年12月14日)
http://www.netj.or.jp/cgi-bin/wforum/wforum.cgi?mode=allread&no=230

「祖国」 (2007年11月22日)
http://www.netj.or.jp/cgi-bin/wforum/wforum.cgi?mode=allread&no=168

“Boys, Be Ambitious!”(2007年10月15日)
http://www.netj.or.jp/cgi-bin/wforum/wforum.cgi?mode=allread&no=46&page=70


事務局一同、心より感謝申し上げ、重ねてご冥福をお祈りいたします。

※「塾」1期生のみなさん。戸塚先生の授業での思い出を、事務局宛てに、ご寄稿下さい。

(事務局)