講義

物質の根源を求めて-現代物理学への招待-(有馬 朗人 塾長)           

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※講義の様子を、映像でご覧いただけます。

 

「おはよう。富士山を見るのが初めての人はいる?」

塾長の有馬朗人先生の問いかけに、何人かの塾生が手を挙げます。
富士山を見据える研修センターで、ついに全国各地から集まった塾生が開塾式を迎えました。

数学や物理学に興味があり、小学生時代はモーター作り、中学生時代はラジオ作りに夢中だったという有馬先生。
「実験物理の道に進もうと思っていたが、アインシュタインの本との出会いから、理論物理に惹かれていった」と先生は続けます。
有馬先生が学生時代からどのようにして物理学にのめり込んでいったのか、塾生たちは今の自分たちを投影しながら、真剣なまなざしで耳を傾けます。

そして、“物質はなにで出来ているか”というお題から、講義は物理学の核心に迫ります。
物質を構成している原子はどのような構造をしているのか、長岡・ラザフォード・ボーアの原子モデルを説明する有馬先生。塾生は、有馬先生の言葉1つ1つを聞き逃さないように必死にメモを取ります。

そして話題は“光とは何か”へ。
有馬先生は、30年ほど前のご自身による実験結果の画像を見せながら、光はつぶつぶとした粒子であり、しましまの波でもあることを説明します。

「光は粒子であり波である。
電子も粒子であり波である。
物質は全て粒子であり波である。
だから、みなさんの体も粒子であり波である。」

その後、量子力学や相対性理論、中性子の発見の話が続きます。ボーアやラザフォードに始まり、ハイゼンベルクやシュレーディンガー、ディラック、チャドウィックなどの世界的な物理学者によって、現代の物理学の基礎は築かれました。そして、それらに肩を並べる形で、日本の仁科芳雄先生や湯川秀樹先生、朝永振一郎先生が物理学に大きな功績を残しています。「日本人として誇りを持とう」と有馬先生の言葉に、塾生もうなずきます。

講義後には「難しかった~」という塾生の声。でも、その目は輝いていました。

トップレベルの講師たちと中学2年生の塾生たちが、真剣に向き合う6日間。
いよいよ刺激いっぱいの合宿が始まります。

(2期生 福田 宏樹)

 

講義の様子を、映像でご覧いただけます。

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