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科学オリンピックに挑戦しよう(塾生OB・OG)                  

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※講義の様子を、映像でご覧いただけます。

5時限目は、「創造性の育成塾」OBOGで、科学オリンピックでメダルを獲得された先輩4人をお招きして、お話をしていただきました。

1人目の先輩は地学オリンピックで銀メダルを獲得された6期生の茂木隆伸さんです。
茂木さんは、「地学オリンピックの良いところは大きく3つ。『ご当地』な科目であること、海外の学生と交流ができること、仲良しな雰囲気であることです。」とおっしゃっていました。
地学はその地域でしか起きない現象について考える科目であり、海外に行くメリットを最大限に活かせるオリンピックで、一緒に世界大会に参加した学生と現地で観光やフィールドワークをたくさん行い、親睦も深められるところが魅力だとおっしゃっていました。
地学オリンピックの予選は筆記試験、本選には筆記に加えて実技試験があり、それを突破した生徒は英語で最終選抜試験を受けて、上位4名が日本代表に決定します。
日本代表の学生は通信研修という過去問添削をしてもらう研修と、合宿研修という鑑定などの実技を強化する研修を経て、秋頃に開催される国際大会に向かいます。国際大会の説明をしてくださった後は、最後に塾生たちに地学オリンピックに出るように呼びかけ、2人目の先輩にバトンタッチしました。

次の先輩は、科学地理オリンピックで銀メダルを獲得された7期生の大鶴啓介さんです。
科学地理オリンピックでは3回の選抜を経て国際大会に向かいます。1次選抜はマルチメディアテストというマークシート方式のテストです。前方のスクリーンに図や写真の問題が表示され、1分ごとに表示が切り替わるので、それにあわせて解答していくという少し変わった形式のテストで、このテストで1400人から130人程度に絞られます。2次選抜は2時間にわたる記述式のテストで、これを突破できるのは10人だけです。そして、3次選抜はその10人から日本代表4人を選抜しますが、そこではフィールドワークを行い、どこに連れて行かれるのかわからない状態で移動して、その先でテストを行います。大鶴さんは、最後に北京大会での体験談を話し、「興味を持った塾生は参加してください」とおっしゃっていました。

 

3人目の先輩は、国際化学オリンピックで銀メダルを獲得された8期生の海士部祐紀さんです。
化学グランプリ、国際化学オリンピックの魅力を教えてくれました。化学グランプリは日本の高校生以下の生徒が参加でき、海士部さんは「化学に興味がある人は、予定を今からでも開けておいて、行く価値がある」とおっしゃっていました。国際化学オリンピックに参加するための代表選抜は2回開催され、日本代表となった学生には訓練合宿が行われ、大会への準備を進めます。2回目の代表選抜では実験の実技試験もあって、実験計画の立て方や段取りなどは慣れていないと難しいので、多少練習していったほうが良いと塾生にアドバイスしました。
化学オリンピックの醍醐味は「共通の興味を持った仲間と出会えることと、本格的な化学を大学の先生方に直接教えてもらえること、そして、海外の同世代の生徒と1週間、共に遊び、競い、生活するという経験だ」とおっしゃっていました。最後に海士部先輩は、「自分の好きな分野のオリンピックに参加してみることは、とても良い経験になる」と塾生に伝えていました。

 

最後の先輩は、生物学オリンピックで銀メダルを獲得された9期生の江口彩花さんです。
江口さんは、「みなさん、そろそろ疲れているでしょうから気楽に聞いてください」と塾生たちを和ませていました。「生物学オリンピックは楽しいお祭りのようなもので、怖くないよ!」と、難しそうというイメージを解きほぐし、いくつかの過去問を出題しました。

塾生たちは真剣に問題に取り組み、江口さんは塾生たちとやりとりをしながら、問題の解説をしていきます。
生物学オリンピックの魅力は、大の生物好きの人にたくさん会えること、代表教育を通して普段は覗くことができないような研究室の見学をさせてもらえること、女子参加者の割合が高いことをあげていました。最後まで楽しい雰囲気で、塾生たちも生物学オリンピックの概要について知ることができたようでした。

後半は、「ディスカッション 〜科学オリンピックは怖くない〜」というテーマで、質疑応答の時間が設けられました。
塾生たちからは、大会のもっと詳しい体験についてや、具体的な勉強法、苦労したこと、参加したきっかけなどの様々な質問がありました。大会に参加したきっかけは、海士部さんは学校の先輩に、そして他の3人は育成塾の先輩に勧められて挑戦したということでした。これを受けて、自分も科学オリンピックに挑戦してみようかなと思った塾生もいたようで、そのあとの食事の時間中も塾生同士で何オリンピックに出たいかなどを話し合っていました。

また、育成塾の先輩方に質問できるということで、塾生からはこれからの夏合宿後半の過ごし方についての質問もあり、先輩方は「当時理解しきれなかったことでも後から役に立つことが多い」ということ、「育成塾で出会った仲間には、今後も様々な場面で会うことが多いから、塾生同士で仲良くなっておくと良い」と、アドバイス。塾生の質問は絶えることがなく、終始活発な講義でした。

(8期生 太田一毅)

※今回紹介された体験談は、現在の開催概要と異なる場合があります。応募や開催時期に関する詳しい情報は、各オリンピックのWebサイトなどで確認してください。

講義の様子を、映像でご覧いただけます。

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