講義

宇宙生命は存在するか?―天文学からのアプローチ―(渡部 潤一 国立天文台 副台長)

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※講義の様子を、映像でご覧いただけます。

今回の夏合宿では初めてとなる天文学の講義です。
昨晩(7月31日)は15年ぶりに火星が地球に大接近するという天文イベントがありました。毎晩、夜空を見上げれば感じることができる身近な宇宙の世界。そこには、まだ私たちの知らない不思議な謎が数多く存在しています。

渡部先生が講義のはじめに紹介したのは、2013年に地球に大接近したアイソン彗星。
当時、その彗星を一目見ようと多くの人が注目した天文イベントです。ところが、その彗星は研究者の予想と期待を裏切り、接近したタイミングで蒸発し雲散霧消してしまいました。
渡部先生は、「天文学は予測できない、わからない現象があるからこそ面白い」と、宇宙の魅力について語り始めます。

渡部先生は、講義の中で宇宙のダイナミックなスケールをイメージしやすいように、例え話を含めながら塾生に語ります。
「ハワイのすばる望遠鏡で太陽系外惑星を撮影するのは、ここ(三島)から富士山の山頂に置いた100 Wの電球の周りを飛ぶショウジョウバエを撮影するくらい」と、宇宙の大きさを身近なスケールに例えて伝えていきます。
講義の最後には、今後のおすすめの天体現象を紹介。いずれも数十年先の出来事なので、10代前半の塾生たちはまだまだ先の出来事だと感じたようです。「時間的にも空間的にも広大な宇宙に、思いを馳せてもらえれば」と、塾生を天文学に招待し講義を終えました。
渡部先生のわかりやすく面白いトークに魅了された塾生たち。講義後には多くの塾生から手が挙がり、渡部先生はひとつひとつ丁寧に答え、塾生も大満足の講義でした。

(5期生 土山絢子)

講義の様子を、映像でご覧いただけます。

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