4時限目は、東京都立小石川中等教育学校地学科の瀬戸治夫先生による、見学先事前学習でした。
前半は明日見学に行く場所の予習、後半は天体についての学習です。
明日は三島スカイウォーク、大涌谷のジオミュージアム、柿田川湧水群の3箇所の見学に行きます。三島スカイウォークは全長400mの吊り橋で、3時限目にストローブリッジを製作していた塾生たちは、吊り橋の構造に興味津々で、「落ちないかなぁ、大丈夫かなぁ」と冗談半分に心配している塾生もいました。また、瀬戸先生は多くの写真を使って大涌谷の紹介をしてくださり、「大涌谷黒タマゴ」の、一つ食べると7年長生きするという伝説には、塾生たちはざわざわしていました。最後の柿田川湧水群には、湧水広場や地下水を飲める水道などがあり、楽しみにしている塾生も多かったようです。
後半は、ちょうど夏合宿期間中に火星が地球に大接近しているということで、天体についての講義をしてくださいました。
火星が地球に「接近」するというのは、太陽、地球、火星がほぼ一直線上に並ぶことで、およそ2年に1回の現象ですが、その中でも火星が地球に「大接近」するというのは、火星の楕円軌道の近日点付近で火星が地球に接近する現象のことで、特に大きく夜空に見えるのです。これは15年に1回の現象で、2003年以来のチャンス!また、今夜は金星、火星、木星、土星がすべて見られる絶好の機会なので、塾生たちも夜に天体観測ができることを期待している様子でした。
講義の最後のまとめとして、瀬戸先生は「百聞は一見にしかず」ということわざを強調し、塾生たちに、自分の目で見て心に焼き付けることの大切さを教えてくださいました。
塾生たちにとって、明日は写真に撮りたくなるスポットたくさんがありますが、写真だけでなく、自分の目でもしっかりと見てきてほしいと思います。
(8期生 太田一毅)