※講義の様子を、映像でご覧いただけます。
いよいよ、グループ協議の時間に取り組んできた課題研究の発表会です。
課題は、工作用紙1枚と輪ゴム2本を使ってピンポン球を飛ばす装置を製作すること。ただし、装置は自立させ、飛ばす操作以外で触れることはできません。3回測定し、最も遠くに飛んだグループが優勝です。
塾生たちは、グループ協議の時間だけでなく講義や実験の合間をぬって、この課題研究に取り組んできました。発射台のような形のものや望遠鏡のような形のもの、パチンコのような構造のものなど、各グループが工夫を凝らして製作した作品が並びます。
まず、各グループが1回ずつ飛ばします。1-4班の記録が1 m前後である中、5班が5.66 mの記録を生み、歓声が上がります。続いての6班も、トラブルが生じて応急処置を行ったものの、5.07 mの記録を得ました。その後、なかなか記録が更新されない中、最後に中国からの塾生4人による11班のチャレンジ。
中国語で「3、2、1・・・」とカウントダウンし、ピンポン球を発射!すると、球は天井にあたり、6.24 m地点に落下しました。塾生からは称賛の声が上がります。
続いて15分間の改良時間です。輪ゴムが切れてしまった、不意にピンポン球が飛んでしまったなどの反省を基に、各班は角度を調整したり、補強を加えたりします。
2回目・3回目の測定は、3分間の時間制限の中で2回飛ばします。今度はほとんどの班が飛距離を伸ばし、3-4 m台の記録が続きます。
先ほど2位の5班は7.40 mの記録を出し、暫定1位を更新。一方、先ほど3位であった6班は発射に失敗してしまい、残念ながら0.04 mの結果に。
最後の11班は、皆の注目を集める中、今度は日本語でカウントダウン。飛距離はなんと8.25 m。塾生からは再度大きな歓声が上がります。残る1回にも期待がかかりますが、天井に勢いよく当たって跳ね返ってしまい、5.97 mとなりました。
1位は、8.25 mの記録を出した叶さん、刘さん、王さん、高さんのチーム!
2位は7.40 mを記録した、大輪さん、立崎さん、小金平さん、安田さんチーム。
3位は、5.07 mを記録した西岡くん、吉田くん、地崎くん、大塚くんのチーム。
この課題研究の出題者である立澤先生からは、「輪ゴムはなるべく引っ張りたいものの、限られた材料で固定する必要があります。そこで、どこに力がかかるかよく考えることが重要です。また、壊れにくく、飛ばす際にミスが起きにくい構造にする必要があります」との講評をいただきました。
(4期生 高倉隼人)
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映像の公開は終了しました。(23.8.28)