【笠井 凜心・16期塾生】
桜が美しい時期になりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
はじめまして、16期の笠井凜心です。この春から、都立西高校に進学しました。
今回は、私が参加している研究プロジェクトのご紹介をしたいと思います。
iGEM Grand Tokyoは高校生によって構成される有志の研究チームです。
『生物学のロボコン』と言われる合成生物学の、国際大会であるiGEM2024への出場を目指しています。
私たちの研究テーマ『納豆の可能性を世界へ!』
日本を代表する伝統的食品「納豆」。我々の活動は納豆の抗菌作用について研究するだけでなく、納豆の魅力を世界に発信する点でも優れています!納豆の未知な可能性を模索し、広めていくことを目指します。
我々が着目するのは日本の伝統的な食材である「納豆」の可能性です。納豆から抽出したペプチド(成分)には、以下のようなさまざまな効果が示唆されています。
①食中毒予防効果、防腐剤としての利用(サスティナブルな食品保存料としての応用)
②高血圧予防効果
③アレルギー抑制効果、アトピー治療としての利用
④プロバイオティクス効果、腸内環境を良好に整える効果
Grand Tokyoでは、今様々な先生方とご相談させていただきながら研究計画を立てています。
我々は合成生物学を利用して納豆のペプチドを生産する手法を確立し、納豆のポテンシャルを最大限引き出しつつ世界に日本の食文化を広めることに貢献していきたいです。
なぜ私が参加したのか?
私の夢は、科学者として、起業家として『幸せな食』を実現するリーダーになることです。食品ロス、生産拡大のために引き起こされる環境破壊、ジャンクフードによる低栄養化。この現状は目の前に美味しいお皿があっても、背景に目を向けると幸せとは言えないと思います。
デンマークのサイエンスキャンプに選抜
解決策の一つとして、和食、特に大豆文化に注目してきました。京都へ大豆を学びに一人旅を行ったり、そのような経験で学んだことをイベントや文章で発信しています。iGEM Grand Tokyoに参加することで、研究という手段を通し、世界中にその力を伝えていけると考えました。自分の得意な役割を活かし、チームでは広報PRや財務、実験などを担当しています。
私が考える『幸せな食』は食卓に届くまでに関わる全ての人々・自然環境・文化が幸せと言える状態です。夢を叶えるため、自分をさらに成長させたいと考え、チームの一員となりました。
ご支援を募集しています
研究成果を発表する場であるiGEMへの参加を含め、このプロジェクトは最低でも200万の資金が必要となっています。
興味を持ってくださった方々とも繋がり、納豆の研究に関わってもらいたいと考え、クラウドファンディングを始めました。
https://camp-fire.jp/projects/view/750061#menu
周りの方にも紹介していただけると大変嬉しいです。
応援もお待ちしております。
企業さまなどは直接ご支援をしていただくことも可能です。
以下のメールアドレスにお気軽にご連絡ください。
皆さまと世界をより良くしていくことを愉しみにしています!
チームの活動報告の場として、各種SNSを運用しています。
是非、フォローしてくださると幸いです。
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今後ともどうぞ宜しくお願い致します!
—※事務局より—
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