創造性の育成塾の有馬 朗人 塾長が、12月7日に逝去されました。

有馬塾長は、穏やかな笑顔と、科学に対する鋭いまなざし、そして、多くの中学生に、科学の楽しさを伝えたいという情熱にあふれた方でした。

毎年、講義の前には膨大な資料を準備され、講義が始まると、全身全霊で塾生たちに物理の面白さや科学の楽しさを伝えてくださいました。
質疑応答では、1つでも多くの質問に答えようと、帰りの新幹線の時間ギリギリまでお話をつづけました。

 

第14回夏合宿(2019)では、この塾を始めた理由を次のようにお話しされています。

「近年発達が著しいAIは、人間よりも正確に膨大な情報を記憶し処理することができます。しかし、AIが人間に勝てないものがある。それは創造性です。そうした創造性を育ててほしい、また日本の若い君たちにはそれができることを伝えたい。」

ご冥福をお祈り申し上げます。

■講義レポート:基本粒子を求めて-20~21世紀の物理学の発展

基本粒子を求めて-20~21世紀の物理学の発展 特に理論物理学-(有馬 朗人 塾長)