新型コロナウイルスによって、私たちの世界は大きく変わりました。様々な情報が氾濫し、大人や専門家ですらわからないことだらけで、世界中が大きな不安に見舞われています。
創造性の育成塾では、これまでの夏合宿の講義動画を無料で配信しています。多くの地域で休校や外出自粛が続く今こそ見てほしい、これからの世界を創るためにきっと役立つ講義動画をご紹介します。


★10年後を想像し、自分に必要なものを見極めろ!

君たちのFuturability~待ち遠しくなる未来~
(澤 芳樹 大阪大学大学院 教授)

 現在、未知のウィルスと戦っている医療分野の講義です。2020年1月、世界初となるiPS細胞から作製した心筋細胞シートの心臓への移植を発表し、再生医療の新たな扉を開いた澤先生。昨年夏の講義で澤先生は、心臓手術の歴史や自らの研究を紹介しながら、「これまで助からなかった人をどう助けるか。その積み重ねが新しい医療を生む。人が病気で死ぬことがなくならない限り、医療におけるイノベーションは永遠に続く。」と話しています。
また、塾生たちに、「10年先を想像しよう」と語りかけました。大きく世界が変化している中、まずは10年後を想像すること。そして、自分に何ができるかを考えること。一歩踏み出す勇気が湧いてくる講義です。

・講義動画はこちら(2019年/第14回夏合宿)


★板挟みの中で悩みぬく力を身に着けよう!

板挟みこそ創造性の源(鈴木 寛 東大大学院・慶応大 教授)

新しい薬が開発されると、これまで救えなかった命が救えるようになる。一方で、治験段階で命を落とす人が出る可能性もある。科学技術の進歩によって必ず生まれる、いい面と悪い面の「板挟み」。講義では、犯罪を起こすリスクが高い人への予防的投薬、意識を持った動物に対する動物実験など、実際にいいのか、悪いのかが議論されている問題を紹介し、塾生たちに考えるよう促しました。
今、新型コロナウイルスについて様々な意見が飛び交っています。感染拡大を防止するために全てのお店を休業してほしいが、一方で、それでは潰れてしまうというお店がある。では、どうしたらいいのか?
まずは、考えることから始めよう。

・講義動画はこちら(2019年/第14回夏合宿)


★“わかっているつもり”をもう一度考える時間に。

オートファジーから見えてきた細胞の姿
(大隅良典 東京工業大学栄誉教授 ノーベル生理学・医学賞)

中学生向けに話す機会はほとんどないという大隅先生。ノーベル賞を受賞した「オートファジー(タンパク質の自食作用)」を、中学生にもわかりやすく説明しています。
大隅先生は「“知っている”ことと、“解る”ことは違う。面白い、大事な問題はまだまだ無限にある」と言います。家で過ごす時間を、わかっているつもりのことをもう一歩踏み込んで考えるために使ってみてはどうでしょうか。

・講義動画はこちら(2018年/第13回夏合宿)


★今こそ、脳の筋トレ!考える力を養おう。

考える力の鍛え方
(上田 正仁 東京大学大学院 理学系研究科物理学専科 教授)

夢を持っている人も、これから探す人も、すべての人に必要なのが”考える力”。それは、いわば脳の筋肉です。運動が習慣になると段々と楽しくなってくるように、勉強や考えることも同じで、考える習慣をつけることで楽しくなり、考える力が身につくと上田先生は話します。
なぜ勉強しなければいけないのか?テストなんて意味があるのか?とモヤモヤしている人にも、ぜひ見てほしい講義です。

・講義動画はこちら(2019年/第14回夏合宿)


他にも、たくさんの講義動画をすべて無料で視聴できます。各年の夏合宿講義レポートから、自分の興味がある動画を探してみてください!