【大野 浩輝・11期生】

僕は、今年度科学オリンピックの2つの部門で金賞をいただきましたので、ご報告致します。

まず、8月18日〜19日に茨城県つくば市で開催された化学グランプリ2017二次選考に参加しました。

化学グランプリでは、一次選考で筆記試験を行い、上位の約80名が二次選考に進みます。二次選考は実験の実技試験で、今年のテーマは時計反応でした。僕は実験に時間がかかり、最後まで終えることができませんでした。

しかしながら、一次選考との合計で決まる総合成績では、僕は金賞(6〜21位)と筑波大学長賞(中学生1位)を受賞することができました。高2以下では1位の成績を収めることができ、来年度に向けての自信になりました。

また、3月11日〜14日には同じく茨城県つくば市で開催された日本地学オリンピック本選・グランプリ地球にわくわく2018に参加しました。今年は、中3から高2までの59名と、中1と中2のチャレンジ受験生3名が参加しました。

昨年と同じように、地学の6分野のテストの他に、外国人留学生やOB・OGとの懇談会、研究所見学などがあり、他の参加者とも交流を深めました。

今年の研究所見学では、防災科学研究所(防災科研)と地質標本館に行きました。

防災科研では、大型耐震実験施設、大型降雨実験施設を見学しました。特に、大型降雨実験施設では、実際に雨を降らせてもらい、大雨を体験することができました。

地質標本館では、館内の展示について解説を受けました。見るだけではわからない研究の手法なども知ることができました。展示や標本を、自分の知識と結びつけて鑑賞することができたので、面白かったです。

試験の結果は金賞で、さらにつくば市長賞(総合成績2位)、つくば科学万博記念財団理事長賞(中学生総合成績1位)、産業技術総合研究所地質調査総合センター特別賞(岩石・化石鑑定成績1位)を受賞しました。

今年度は化学も地学も国内大会でよい成績を収めることができました。春から高校生になりますが、次は国際大会への出場を目指してさらに研鑽したいと思います。