宇宙飛行士の野口聡一さんが、日本時間の2020年11月16日午前9時27分、アメリカのケネディ宇宙センターから宇宙に飛び立ち、17日には国際宇宙ステーション(ISS)に到着しました。
野口さんにとって、3回目の宇宙飛行。ISSに滞在するのは、2009年12月から約5か月間の長期滞在以来、10年ぶりです。

搭乗したのは、世界初の民間宇宙船「クルードラゴン」。安全で安価な宇宙旅行を実現するために、アメリカ航空宇宙局(NASA)とスペースX社により開発されたものです。打ち上げに使用されたロケットの1段目を再利用することでコストを大幅に削減し、民間人の宇宙旅行の第一歩として期待されます。

野口さんは、第13回夏合宿(2018年)で「日本の有人宇宙探査の未来」と題し、講義していただきました。その際、今回の宇宙滞在についてもコメントされています。
宇宙開発は、日進月歩。2年前のお話と、現在の状況を比べてみるのも面白いですよ。

・講義レポート:日本の有人宇宙探査の未来(野口 聡一 JAXA宇宙飛行士)