私立浦和明の星女子中学校 9番 小川一葉
「本当にわかれば、かわることはできる。」「古くて効率の悪いものはだめです。」と私達の力強い言葉を投げて下さったのは、元東大総長で三菱総研理事長の小宮山宏先生です。先生は、20世紀はエネルギー供給を増やすことで経済成長し21世紀は「使い方」「作り方」を工夫し、エネルギー消費を削減することで経済成長を目指すと言われました。私は、エネルギー消費を削減するために想像力、実行力が必要だと考えました。先生は自分の家を実験台にして、エアコン・冷蔵庫など家電機器を効率の良い新しいものにし、ガラスの窓を2重のすることで冷暖房の効率を上げることができたそうです。2重窓に変えることで81%も電気代が削減できたと教えてくれました。そんなお話を聞き、先生の実行力は人を引っ張っていく大きな存在に思いました。日本のエネルギー効率は、世界一だとも先生は言われました。また、エネルギーを賢く使う事具体的には、使い終わった携帯電話を1t集めれば、約250gの銀は集まるそしてその銀を回収すれば、日本は銀を輸入する必要はない。自給率を上げ、また効率の良い商品を新調すれば、産業が活性化し、明るい未来が待っている。と先生は考えています。先生の具体例も含まれた大きな未来構造を聞き私は、日本を担う力として先生の意思を継ぎたいと強く感じました。9日間の長くもあり、短くもあった合宿でしたが、友人達との絆を深めたくさんの先生方のご講義を聞き、知識を吸収したことは私の一生の宝であり誇りでもあります。このことを糧にして、これからも努力を続け、多種多様な分野から日本を引っ張っていける人材になりたいです。最後になりましたが、私を、「創造性の育成塾」に送り出してくれた両親、家族。隣にいて支えてくれた仲間、友人、運営委員の皆様。私達にたくさんのことを教えて下さった先生方、本当にありがとうございました。この合宿は、私にとってとても有意義な時間でした。 |