NPOネットジャーナリスト協会 創造性の育成塾 夏合宿2011

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出席番号 26

能登 沙浦 (のと さら)

 

 

  

26番 能登沙浦 「まとめの原稿」 2011年8月10日
 
  とうとう九日間の合宿も終わりの日が近づいてきました。私にとってこの創造性の育成塾は、世界の広さを教えてくれた場所であり、科学の意義を知ることができたところであり、そして何よりも自分自身を見つめ直し、やるべきことを明確にすることができた、素晴らしいものでした。数々の貴重で大変興味深い授業の中でも特に私の心に残ったことを発表したいと思います。
  まず第一は富士山自然観察です。富士山ではコケモモ、スギゴケ、傘の部分でくるりと丸まったキノコなど、今まで見たこともなかったような植物や雄大な眺望に目を奪われ、その荘厳な姿に圧倒されました。私は自然の尊さ、強さを知ったのです。
  それに加えて、自分にとって大きな価値として心に占めるのは、全ての先生方からの贈り物である、
  「基礎を固め、自分自身で考え、新たなものを創造せよ」
  というメッセージです。私はこのメッセージにより、これからの生涯においての”道”を示して頂いたように思います。ただ漠然的な将来に向かって、今まで闇雲に進んできた私は、世界が一変したような、すがすがしい思いでいっぱいです。
  さて、私の将来の夢は獣医になることです。獣医というと皆さんはペットや家畜の治療に専念する様子を思い浮かべるかも知れません。しかし私は世界中の国立公園、自然公園で絶滅動物の保護と繁殖に従事する、という形で携わりたいと考えています。以前は環境保全ばかりが大切だと思い込んでいました。ところが、この合宿を通して今は科学技術との融合を目指し、より動物達にとって無理のない保護活動をすることや、その上でどのように人間が共存していくかが重要なのではないかと強く考えるようになったのです。
  たった数日間の間に私は、何にも変え難い激励や温かいお言葉の数々を受けて、その重みや奥深さに驚愕するばかりでした。発見がこんなにも面白いと思ったことはありません。驚きがどんなに大切かを知ったことはありません。この素晴らしい経験を本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

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