「育成塾で学んだこと」
育成塾で学んだこと、それは「多種多様な創造力」である。そして、沢山の先生方から心に留めておくべきメッセージを頂いた。
特に、三つのメッセージが印象的だった。
一つ目は「高い塔を建ててみなければ新たな地平線は見えてこない」という川口淳一郎先生のお言葉。無理だと思うような事であっても、それを実行する気持ちが大切だという意味だ。
二つ目は「教科書に載っていない内容を研究するのはとても楽しい」という高橋保先生のお言葉。研究する楽しみを知る事が重要であるという意味だ。
三つ目は「ノーベル賞は所詮人間の貰うものだ」という根岸英一先生のお言葉。私たちは人間であるからノーベル賞はとれるはずだ、という意味だ。
私の将来の夢は化学者になること。沢山の授業を受けているうちにそう思った。
そのためには、今の勉強体制を見直す必要がある。まず、勉強の本来の意味を知る必要がある。本来の勉強とは、「習った知識を応用すること」である。つまり、創造力を鍛えなくてはならないということだ。その力をつけるためには、キュリー夫人並の努力、死ぬほどの勉強が必要となる。私にはそのような忍耐力が無いからまずその力をつけることが目標だ。そして、10の7乗の階段を一段ずつ上っていき、最終的にはノーベル賞をとることが出来たら光栄だ。しかし、その前に研究をするのにあたっての“プロセス”が大切である。その過程を忘れずにこれからの人生を歩んでいきたいと思う。
最後に、私たちを支えて下さった数多くの皆さんありがとうございました。
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