創造性の育成塾 第6期夏合宿のまとめ
25番 国立市立国立第一中学校 中山健吾
僕が、創造性の育成塾を終えて学んだことは、大きく2つあります。
1つ目は「科学や他の学問に対してどのように取り組めば良いか」ということです。
根岸先生は、「論理的に物事を考える時に大事なことは、全ての可能性を考え、そこから絞っていくことだ」とおっしゃいました。また、高橋先生は「知識よりもクリエイティブが大切」とおっしゃっていました。武藤先生は「誰かの言葉を鵜呑みにせず、自分で考えることが大切」、さらに本間先生の「科学とは何か」という授業の中に、「実験の重要性」というお話がありました。
これらのことから、知識よりも独創的・論理的に考えることが大切であること。
また、自分で実験することによって実証することを大切にして科学に取り組むべきだという考えが、自分の中に生まれました。
2つ目は、様々なことに広く興味関心を持つことが必要だということです。
鈴木寛先生の「科学と社会が相互作用を及ぼしあって成長してきた」という講義やOBの佐々木先輩の「これからは化学や物理といった決まった分野ではなく、その中間の分野が注目され始めている」というお話を聞き、もっと視野を広く持っていこうと思いました。
また、最も印象に残った講義は、小宮山先生の「日本再創造」です。
年間600万台の車が壊れたら、その資源を利用して新しい600万台の車を作れば資源の輸入はいらなくなるという、人工物の飽和という話には納得させられました。
北澤先生の、超電導を使って世界各国を電線でつないで電気のやり取りをすれば、自然エネルギーを最大眼に利用できるという夢のあるも聞きました。
僕は以前まで特に化学に興味を持っていましたが、これらの話を聞いて化学に限定せず総合的な分野や、もっと広く社会や環境や資源、エネルギーといった事にも興味を持たなくてはいけないと思いました。
この学んだ二つのことを糧にして、根岸先生のおっしゃていた10の7乗の階段を上ってノーベル賞に近ずきたいです。
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